こんにちは、フクロウです。

 

これは未経験の不動産屋(不動産の知識・経験ゼロの男)が宅建試験に合格して、ひとりで不動産屋を開業して不動産屋のリアルをお伝えするブログです。

 

 

 

 

令和5年の宅建試験で合格した人の中には、これから独立して不動産屋の開業を考えている人もいるのではないでしょうか。

または私のように未経験で不動産屋を開業する猛者もいるはずです(笑)

 

 

そんな方が最初に考えるのが「開業の初期費用をどうやって抑えるか」だと思います。

 

以前コチラの記事を書きました。

不動産業を自宅で開業できるの?

 

 

不動産屋の開業には事務所の設置が義務です。

 

【不動産業の事務所の定義】

・継続的に業務を行える
・社会通念上、事務所として認識される独立した形態を備えている

 

……たくさんあると思った方が多いと思いますが、実はこの2点です。

 

 

原則として自宅の一部を事務所とすることは認められていませんが、一定の要件を満たせばOKなのです。

 

【一定の要件】

・事務所専用の出入り口があって、生活空間を通らずに事務所の部屋に行ける
・事務所を生活空間として使用していない

 

……いや、生活空間を通らずに事務所の部屋に行くなんて無理でしょ?

 

 

本当にそれです。

無理ですよ。

賃貸物件を勝手にリフォームするのは怒られますよね(笑)

 

 

ですが……【一定の要件】はあまり気にしなくて平気です。

実際はそこまで厳しくありません。

私は東京都内で不動産屋を開業する際、事務所の事で不安だったので都道府県庁の窓口でかなり聞きましたが……答えは結構適当でしたwww

 

 

ちなみに私は住居とは別で賃貸で事務所を借りています。

 

自宅兼事務所をお考えの方は各都道府県庁で詳しく聞いてみて下さい。

都道府県庁の事務所審査が通過すれば、保証協会の事務所調査も全く問題なく通過するはずです。

 

 

【保証協会の事務所調査でチェックされるもの】

・デスク

・応接間セット

・パソコン

・プリンター

・固定電話

・FAX

 

 

それよりも重要なのは賃貸の場合、自宅兼事務所の物件が登記可能かどうかです。

不動産業は個人事業主でも可能ですが、やはり法人(会社)の方が信頼度が高くなります。

居住用物件の場合は法人登記できない物件が多いので、自宅兼事務所にする場合は登記可能の物件を選びましょう。

不明な場合は仲介の不動産屋に「法人登記は可能な物件でしょうか?」と聞きましょう。

 

 

これから不動産屋の開業を考えている人は自宅兼事務所で初期費用を抑えて、仕事が軌道に乗ったら事務所を借りるのが良いと思います。

 

ちなみに私が加入している保証協会の人でも自宅兼事務所で開業している方が結構います。

自宅+事務所なので家賃は多少高くなりますが、自宅と事務所を別々に借りるよりはかなり安く済みます。

あとは事務所なのでお客さんも来る場所となるので、掃除嫌いの人でもキレイにするはずです(笑)

 

 

不動産屋の開業を考えている方の参考になれば幸いです。

 

 

先月、ブログの読者様から「不動産屋を開業したいので教えて下さい」とDMを頂いたので「未経験の私に教えられることは何もありません(笑)」と返信しましたが、「それでも良いからお願いします」と言われました。

実際にお会いして話していたら……自宅兼事務所の賃貸仲介を貰いました(笑)

 

良い物件を見つけられるように頑張ります!