こんにちは、フクロウです。
これは未経験の不動産屋(不動産の知識・経験ゼロの男)が宅建試験に合格して、ひとりで不動産屋を開業して不動産屋のリアルをお伝えするブログです。
不動産屋を開業した当初にやるべきことは賃貸の仲介です。
一番効率が良いのは売買の仲介ですが、開業したばかりの不動産屋に依頼する人は知り合いなど以外ではまずいません。
そこで今回は「不動産業者の立場から見た賃貸契約の流れ(客付け業者編)」を書きます。
その前に私は不動産業が未経験なので、この業界の右も左も分かりません。
「不動産業者の立場から見た賃貸契約の流れ」についてインターネットで探したのですが、ほぼなくて……ほとんどが「お客さんから見た賃貸契約の流れ」ばかりでした……。
そこで書籍などから情報を集めて書いているので、情報が古かったり、間違っていたら教えて下さい(笑)
賃貸契約の流れ
①不動産屋にお客さんが来店
最近はスーモ、アットホームなどのポータルサイトで物件を探した後に来店するお客さんが増えています。
●不動産屋の仕事→来店したお客さんに物件を紹介する
※他の不動産業者がレインズやアットホームBB(業者間ページ)などの物件情報共有媒体に掲載した物件を紹介する
②物件確認
お客さんが内見希望なら、その物件の管理会社に「その物件が空いているか」を確認する
●不動産屋の仕事→物件の管理会社に「物件の空き状況」を確認して「鍵の手配」をお願いする
※内見可能ならば名刺などを管理会社に送る、その後に鍵の在処を教えてもらう
(管理会社が持っている場合は取りに行く、現地にキーボックスがある場合は暗証番号を教えてもらう)
③物件内見
お客さんに物件を内見してもらう
●不動産屋の仕事→お客さんを物件に連れていき、内見してもらう
※物件の良い部分、悪い部分をしっかりと伝えることが大切(後々問題になることもあるので……)
④入居の申込
内見してもらって物件を気に入った場合は入居の申込をする
●不動産屋の仕事→入居希望という事を管理会社に伝えて、入居申込書のひな型をFAXかメールで送ってもらう(自社で用意してOKの場合もある)
※送ってもらった入居申込書をお客さんに書いてもらう(入居申込書と身分証明書などの必要書類を管理会社にFAXかメールで送る)
⑤入居審査
送った入居申込書と身分証明書などの必要書類を管理会社やオーナーが審査する
●不動産屋の仕事→特になし
※保証会社を利用の場合はそちらも審査が必要
⑥審査の結果
審査が無事に通過したら、管理会社から契約の精算書や必要書類が仲介の不動産屋に送られてくる
●不動産屋の仕事→契約の精算書や必要書類をお客さんに伝える(契約日も調整する)
※不動産屋の仲介手数料はこの段階で頂ける
⑦契約締結&鍵の引渡し
管理会社(もしくは仲介不動産屋)が重要事項説明書の説明、契約書の交付が行われる
契約日前日に鍵の引渡しがある
●不動産屋の仕事→重要事項説明書の説明、契約書の交付
※管理会社が行う場合もある
⑧事後処理
お客さんは新生活スタート
●不動産屋の仕事→管理会社から送られてくる重要事項説明書・契約書の写しを保管する
基本的にはこのような流れになっています。
ちなみに、これは「客付け業者」であり「元付け業者」ではないのでご注意ください!
こうやって流れを見ていると、慣れるまでは大変そうですね……。
というか、不動産屋の実務「賃貸の流れ」のようなものは何故インターネットやYouTubeにアップされてないのですかね?
ニーズがないのでしょうか?
いや……未経験で不動産屋を開業する人がほとんどいないからでしたwww
不動産業界未経験の方はぜひ参考にしてください。
もう一度言いますが、上記の流れが間違っていたら教えてください(笑)