こんにちは、フクロウです。

 

これは未経験の不動産屋(不動産の知識・経験ゼロの男)が宅建試験に合格して、ひとりで不動産屋を開業して不動産屋のリアルをお伝えするブログです。

 

 

 

 

ニュースなどで「空き家問題」という言葉を聞く機会が増えています。

それもそのはず、現在日本では空き家が増え続けているのです。

 

空き家とは誰も住んでいない家のことです。

 

 

 

  空き家の分類

 

①売却用

⇒販売中の空き家

 

②賃貸用

⇒入居者を募集している空き家

 

③二次用

⇒別荘などの普段は人が住んでいないもの

 

④その他

⇒①②③以外の長期不在や取り壊し予定の住宅など

 

 

 

①②③は売ったり、貸したり、たまに使用したりと目的があるので管理もシッカリとしていますが、ここで問題となるのは「④その他」です。

 

長期不在や取り壊し予定ということは、そのまま放置されている状態のものが多いのです。

このように管理が不十分だと倒壊・崩壊・放火・悪臭・ごみの不法投棄・動物が住み着くなどで危険性、衛生面、景観の悪化などの悪影響を与えます。その空き家の数が近年増加しているのです。

 

これが空き家問題です。

 

 

 

 

Q. なぜ空き家になってしまったのか?

 

A. 居住者の死亡、転居、相続したけど住まないなどの理由があるため

 

 

 

Q. 空き家が増え続けている原因は?

 

A. 社会の高齢化と相続した空き家所有者の法律や税制などの問題

 

 

……生まれ育った家を売却、将来的に使用するかもしれない、賃貸に出して汚されるのは嫌などの気持ちは理解できますが、家は使用しないと痛んでいきます。

使用しないのであれば管理をしっかりする、もしくは売却や賃貸に出すのが良いと思います。

 

そして親の死や老人ホーム入所などで、いきなり相続というケースも少なくないので「自宅をどうするのか?」を生前にしっかりと話しておく必要があります。

 

 

 

ちなみに十分に管理がされていないために空き家となり、古くて屋根が落ちてしまい近隣の人や通行人に損害を与えてしまったら損害賠償責任が問われます。

 

そんな状態になってしまう前に、しっかりと話し合っておくことが大切です。

特に相続は兄弟間や親族間で揉めるケースも多いので、相続に強い弁護士に依頼すると良いでしょう。

 

 

 

 

専門家によると、今から10年後の2033年頃には空き家数が2150万戸、つまり全住宅の3戸に1戸が空き家になってしまうと予想されています……。

 

個人的にはそんなことにはならないと思いますが、この先どうなるかは誰にも分かりません。

 

ただ賃貸不動産経営管理士の国家資格化により、空き家問題も少しは動きがありそうな気がします。

私も賃貸不動産経営管理士の資格を持っているので、不動産の売買や賃貸が厳しそうだったら空き家にシフトチェンジしようかと考えております(笑)