未経験の不動産屋(不動産の知識・経験ゼロの男)が宅建試験に合格して、ひとりで不動産屋を開業して不動産屋のリアルをお伝えするブログです。

 

 

今回は「宅建試験合格後の流れ」についてです。

 

 

宅建試験を合格しても宅建士は名乗れません。

宅建士として仕事をするためには一定の手続きが必要になります。

 

 

まずは宅建士の独占業務について確認しましょう。

 

【宅建士の独占業務】

・重要事項説明書の説明(35条)

・重要事項説明書への記名押印(35条)

・契約書への記名押印(37条)

 

上記の3つは宅建士しかできません!

(つまり宅建士じゃなくても、上記の3つを行わない場合は不動産会社で働くことは可能)

 

※宅建に合格しただけでは上記の業務は行えない

※宅建業に従事しない場合は登録しなくてもよい

 

 

 

 

ここでは私のように不動産業未経験で独立する方向けに書きます!

 

 

宅建に合格

  ↓

登録実務講習(不動産業界で2年以上の実務経験がない場合)

  ↓

登録申請

  ↓

取引証交付

 

 

 

 

 

登録実務講習

・受講料(22,000円くらい)

 

※私は2日間行きましたが、2日目の最後にテストがあり、合格すれば登録実務講習修了証がもらえる(おそらくですが、落ちる人はいないような気がします)

 

 

 

 

登録申請

・登録申請書
・誓約書(破産者で復権を得ないもの、暴力団員等でないことを誓約する書面)
・身分証明書(本籍地の市区町村で発行)※戸籍抄本や運転免許証ではない
・成年被後見人、被保佐人に登記されていないことの登記事項証明書(東京法務局後見登録課及び全国の法務局・地方法務局の戸籍課で発行)
・住民票の写しの原本
・合格証書の写し(窓口で申請する場合には原本も必要)
・顔写真(縦3cm×横2.4cm)
・登録資格を証する書面(2年以上の実務経験の人は実務経験証明書、登録実務講習修了の人は修了証明書が必要)
・登録手数料(37,000円)(都道府県によって現金や収入印紙など支払方法が異なる)

 

※手続きをして2ヶ月後くらいに自宅にハガキが届きます

※成年被後見人、被保佐人に登記されていないことの登記事項証明書⇒本籍記入欄があるので、予め親などに本籍を聞いておきましょう

 

 

 

 

取引証交付

・手数料(4,500円)

・申請書

・顔写真(縦3cm×横2.4cm)

・登録通知書

 

※その場で15分くらいでもらいました

 

 

 

私のように不動産業未経験で開業する場合は・・・

22000円(登録実務講習)+37000円(登録)+4500円(取引証交付)=63,500円はかかります!

 

・・・料金が高いですが仕方ないですね。

 

 

登録申請に2ヶ月ほど時間がかかるので、宅建合格した方(不動産業界で実務経験が2年以上ない方)は早めに登録実務講習を修了させて、登録申請することをお勧めします。