あっという間に、手術してからほぼ2ヶ月。今日は朝から寒い。だけど出掛ける。敢えて出掛ける。

入院で親しくなった人が、術後経過が思わしくなく、3度目の入院生活に突入したとのこと。その都度、メールで近況報告はしてたけど、根っからのマイナス思考の私が、果たして治療が上手くいかずに凹んでいる人に、どう寄り添えるのか?どうすれば元気になって貰えるのか?と思うと…メールは、療養生活を焦らせたり不安にさせたりする内容になってないか?と考え考え慎重なものとなり汗お見舞いも二の足をふんでしまっていたのだ…ショック

なんか、高校の頃に言われた『○○は、マイナス思考だから、○○といると、ウチまでツマらんくなる。運まで悪くなる気がする。もっと楽しくなるように自分で努力せんにゃいかん。』という、学内カースト上位の友人からの助言が甦って来るのだ滝汗

結構、この友人からの言葉、未だに引きずっていて、自分は人を楽しませたり、元気にさせる能力が低いんだと、誰かと楽しく過ごす素質が無いんだと、以来意識するようになった気がする。

マイナス思考は、介護士になっても顔を出すことがやっぱりあって、ケアプラン作成の時でも『本当に相手が望むプランなのか?こんなの介護士の自己満足じゃないのか?』と疑りだして、プラン作り自体が全然進まないという…ニヤニヤ

指導者に『いくら利用者さん本意のプラン作りって言っても、やる前から否定してたら、利用者さん、ケアプラン完成する前に死んじゃうから真顔考え込んで最初から完璧を目指さないで、やってみてダメなら違う方法を試せばいいじゃないウインクビックリマーク』と。

なんかこういう↑柔軟性の無さが私の人間性のツマラなさなんだよね。ワカッテるつもりなんだけど…。変わってないかな、未だにショボーン

今、書いてて気づいたけど、他人のことを気にしろってより、心から自分を楽しくする術を身に付けなさいって、友達は言いたかったんだろうね。そうすれば、自ずと周りの人間も楽しくなると。

うーん…でも、やっぱりマナーとして、せめて他人様の前では、気持ちの切り替えをできるようにしなさいってことをいいたかった気もする…。負のパワーを人に浴びせるなと。受動喫煙並みの公害だと言いたかったんだと思う、垂れ流さないでねと。

マイナス思考は他人より何より自分自身にとって一番悪いことなんだけどね、タバコと一緒で。他人がどう思うかばかりに焦点をあてず、自分がどうしたいか?マイナス思考を交えないで考えて行動する癖をつけなければ汗

そんなこんなで、ずーっとお見舞いに行ってみようと思いつつ、先月から行けずにいたので、もう今日は行くことに決める。来月になったら仕事復帰で簡単には県外のその方とは会えなくなるだろうし。

それに、今日は、なんか退院した日に似てるのだ。

私にとっては、休息を与えてくれて、肩の力を少し抜いて生きることに気づかせてくれた場所から離れる日って、特別だった気がする。開発が進んでるとは言え、東京の人からは相変わらず田舎と言われている地域なんだけど、離れがたい気持ちで振り返った時、寒さの中で白いモヤに包まれながら立ってる建物が、私にはニューヨークのホテルみたいに見えたから(((^_^;)!!

あそこは私にとっては
サンクチュアリなんだよなぁ、きっと…。

退院の日の寒さと気持ちの湿り気は、荒井由実のベルベット・イースターがしっくり来る感じで、45才になろうとしているイイ歳した女がオセンチーな気分のまま、駅のホームから自分がいたであろう病室辺りを見上げて別れを惜しんでた。今日の天気は、あの日と似ているのであります。

昔ママが好きだったブーツは履いて行かないにしても、やっぱりパンプスとかではなく、長時間歩くことと防寒を兼ねて入院の時にも履いて行ったザラのスニーカーを履いて行くことに。

が、このザラのスニーカーが癖もので、fast fashion の靴は、見映えはイイけど履き心地イマイチというのに見事に合致。手術前までは、続けて歩くのは15分が限界だったから気づかなかったけど、今回杖なしで歩き回ったら両踵から流血…チーン


なんか痛いなと思ってたけど気にしないで歩き続け、一息ついて良く良く足元見たら、靴の脱ぎ履きで摘まむ辺りが血で黒ずむ位、血、吸ってた滝汗

慌ててコンビニで靴づれ用の絆創膏を張り
家まで持たせたけどあせる

こんなことに気付くのも、長距離歩けるようになったからこそなんで、嬉しい悲鳴ではあるんだけど。一応、新しいスニーカーを買い換えなくちゃな。

殆どアポなしに近い状態でお見舞いに行ってしまったんだけど汗有り難いことに暖かく面会に応じて下さり、積もる話をしてあっという間の2時間だった照れ

あんな風に自分に自信を持って年齢を重ねられればイイなぁ…と思える方だった。きっと股関節の手術も上手くいくし、その後の訓練もあの方なら手を抜かずに頑張るだろう。なにせ美意識が高いから。変な歩き方や姿勢は自分に許さないって信念持ってると感じたし、行動力も人脈もありそうな方だから。きっと基礎体力さえあれば問題ないと思うニヤリ

それにしても、今の女の人はどの世代も若い!!

昔、赤い頭巾とチャンチャンコを着てお祝いした歳って、今で言う70才くらいかもと思う。今の60才には似合わないもん、そんなお祝い。

どの年代も10才くらい見た目年齢が若返ってる気がする。看護師さんにも20代にしか見えない人がいて『もう30なんですよー』と言われてビックリしたんだけど、それも当たり前かと。じゃ、20代女子はどうなる?10代に見えるか?…確かに、昔より幼く見える20代は増えたかも。バブルの頃の20代と比べたら、語弊はあるかもしれないけど、今の20代なんてある意味ション○ン臭い感じさえするもんね。なんなのこの差。バブルの頃は、いかに大人っぽく見せるかを競ってた気がするけど。ネズミっ子クラブとか、小学生に見えないってのを売りにしてた子がいたしね。バブル弾けてから、なんかどんどん低年齢化して、女は若きゃ若い程いいみたいな、JK.JCが珍重される時代になったよね。今は10代が女のピークって考えて、そこのポジション長持ちさせようって風潮なのね、きっと。結局、♂のニーズが影響してるんですか、ギャフん。

そこから誤差がでてるんかなぁ…。

面会のあと、まっすぐ帰らず、無駄に歩けるようになった今、入院中病室から見下ろしていた場所がどんなとこなのか、間近で見てみたくて、歩いて確かめに行ってみる。

私が居たのは駐輪スペースの真上の病室で目の前にコインパーキングがあった。

そして近くに小学校があって、その近くの公園で、雪の日は、じゃれながら登下校する小学生の一団がよく見えた。

あの公園に行ってみたかった。

行ってみたら、意外と広くて遊具もいくつかあって、想像より全然しっかりした公園でちょっとビックリした。上から見てる分には、三角公園風のこじんまりしたスペースにしか見えなかったからね。

病院の周りもグルっとまわってみる。

こんな探検と言う名の無駄歩き、手術前は絶対出来なかった。いかに最短距離で、脚に負担を掛けずに目的の場所に行くか?しか考えられなかったから。目的地のない歩行とかあり得なかったし。ウィンドー ショッピングとか散歩の贅沢さを思い知らされた日々だったよね。

それができるようになったことを実感した日だった。

ま、そんなこんなで、寒さに負けずの強行外出は、雪の中を歩いたり、揺れる電車で踏ん張ったり、人波を避けたりと、なかなかハードだったけど、それほど苦にならず、終えることができた。歩く速度も格段に早くなってた。さすがに帰りの駅の階段は、手すりに掴まらないと上手く足が上がらなくなったし、立ち上がってすぐに少し跛行が出たりもしたけどねあせる

1つ覚えてるのは、雪の中、傘をさして歩いている時、自骨移植をした方の股関節が痛かったこと。寒いと痛むものなのか?

人工の方はなんとも感じなかったのが不思議。

色んな思いの詰まった忘れられない1日だった。