手術翌日の午前中には、看護師さんが着替えと清拭に来てくれた。



びっくりしたのは、清拭が蒸しタオルでなく、少し厚手の使い捨てタイプの温かいウェットタオルだったこと。



なんか、そっけないなぁと思いつつ、それで上半身は自分で拭いたんだけど、意外と丈夫で全身くまなく拭けてしまった…。



でも、やっぱり蒸しタオルの温かさと心地よさには敵わない気がするけど…。



衛生上の問題や準備&後処理の手間を考えると、使い捨てのウェットタオルが主流になって行くんだろうね。



がっちりした母性を感じさせる看護師さんに安心して身を任せつつ、温かい蒸しタオルで体を拭き清めて貰った10年前とは、病院という場所も随分変わったのだろうなと思う。



今回は、自分の娘でもオカシクナイ若い綺麗な看護師さんが、2人がかりで、下半身を右と左に別れて清拭してくれている。



足の指の間も一本一本丁寧に拭いてくれてた。あ、でも右担当の人は、左の人より適当だった。



右の人が左の私の担当看護師に『陰洗は…』って聞いたら、食い気味に『ヤらなくていいから。』って返してて、まあ恥ずかしいからヤらなくていいんですけど、普通は陰洗って清拭とセットでオムツ外す時やるよね…。なんでだろう?



陰洗で汚染された水が万が一でも傷に掛かるといけないからなのかな。



シャワーの許可も出てないしね。



ユニクロのカップつきヒートテックを着ようとしたけど、体を起こせないと中々着づらくて、看護師をイラつかせる。ごめんなさい…。



手を通す穴が、グリングリンねじれてわけわかんなくて。



こんなことなら、袖のないブラタンクにすれば良かった…。


最初、入院説明の時、ブラなんて要らないみたいなこと看護師がいうのには驚いた。



ベッドで寝たきりならいいけど、リハビリするよね。



入院着だったら胸ポチしないのだろうか?



45のババアだったら胸ポチ解禁なのだろうか?


むしろそんなの見せられたくないけど
私が周りの人間なら。



嫌だな。



結果、イライラさせたけど、カップつきのシャツを着て正解だったと思う。

リハビリ担当は男性PTだったし。

お互い余計な気を使いながらリハビリしたくはないから。

清拭の後、ふらっと担当医が来て、脚の動きと傷の状態をチェックして、保護ガーゼを防水のものと交換してくれた。

その時、見た、何か、
『ちょっとヌルっとしますねー。』って担当医が言いつつ、ドレーンを引き抜いたら途中で止まって、ドレーンにマトワリ付く透明な糸みたいのをハサミかナイフでチョン切ろうとしてるのを

痛くなると思って、それ以上見なかった。

『これでシャワーも大丈夫ですからねー。
しっかりねー、これからリハビリ頑張って行きましょうー。』的なことを言って去っていった。

金八の時の武田鉄矢っぽい話し方で、思わず口調を真似てみたくなる先生だ。

いいですかー、人と言う字はー

みたいな。。

首の動かし方か?

生徒に諭すように話すね。はは。


午後のプレリハ?前に尿管を抜いて貰い、晴れて自由の身に。

リハ前に、トイレ行ったら滲みた…。

PTさんが車イスでリハ室までざーっと案内してくれる。車イスへの移乗は、体が覚えているので問題なかったのだけれど、脚に力がなくて、フットレストの上に足が乗せられないし、フットレスト自体も足で跳ね上げられないのに驚く。

でも、平行棒の間で、立ち上がれた時は、軽くクララの気分だった。

右足に体重かけても痛くないのって、何年ぶりだろう…?!って思った。

痛くないって素晴らしいー。