吾輩はハックルベリーである。
ブログという形でネットの片隅から吹いたら飛んでいきそうな小さな情報を発信していこうかと思う。基本的にSNSなどはやらない人間だが、そんな私が重い腰を上げた理由は単なる思いつきに他ならない。なんとなくである。
ザ・スパイダーズの名曲、「なんとなくなんとなく」を引用しておこう。
君と会ったその日からなんとなく幸せ♪
その「なんとなく」である。
はじめて♪を使ってみた。すこし気恥ずかしいが、どうせなら色々な「はじめて」を経験していこうではないか。
ということで、第一回のブログ開幕である。
主に内容はスピリチュアルとしておこう。とはいえ、オーラが見えるとか、守護霊が見えるとかそういった能力は全く持ち合わせていない。
情報源は活字から得ている単なるスピ系ヲタクである。
そんな私が活字から得た知識をここにメモのつもりで残しておく。
まずはスピリチュアルというものが何たるかを書き起こしておこう。以下、完全なる私の偏見と独断による身勝手な解釈であることを断っておく。
スピリチュアルとはまず「我々には魂がある」という考えから出発しているといえるのではないだろうか。
哲学は「我思う、ゆえに我あり」というデカルト的な考えが根底にあって、そこから発展し「人生」や「生」というものをテーマにした思索が行われて築き上げられたものであると私は思っている。
それは「私がここにいる」という事実が出発点であり、そこから「人生とはなにか」、「いかに生きるか」といったテーマに発展していったのではないか。
紀元前のそれもソクラテス以前の哲学はどうやらその限りではないようだが、概ね間違ってはいまい。
自己啓発は「お金」や「成功」をテーマとして世にいう成功者や偉人たちの行動や考え方を分析し、そのエッセンスをまとめたものであろう。
普遍的な成功法則があるはずだという考え方が根底にあるのは一目瞭然であり、社会的な成功というある種の「幸せ」を得るためのノウハウを提供してくれるわけである。
宗教はいわゆる唯一無二の完璧なる存在といわれる「神」というものを想定し、それがいかなるものか、その教えとはいったいどんなものであるかをまとめたものであるといえると思う。
最近、スピ系の分野で宗教のはじまりや人類の起源については色々いわれているみたいであるが、ここではひとまずダーウィンの進化論的な解釈を一つの基準としておく。
人類は脳の発達により、未来を考える能力を獲得した。しかし、幸か不幸か、どんどん未来を考えて行った結果、人生の終わりである「死」にいきついたという。
死の恐れから逃れるために、宗教や神といった存在を作ったと誰かがいっていた。
嘘か本当かは別としても、宗教というものは神という存在がその考え方の絶対的な根幹をなしていることは事実であろう。
そして輪廻転生やカルマなどの様々な教えから、やはり人間はどう生きるべきなのかといった問いに対する一つの答えを提供しているといえると思う。
スピリチュアルとは宗教や哲学、自己啓発的な要素を含んだコンテンツであろう。
やはり、どう生きるかという問いに対する考え方やそのテクニックやノウハウを提供しているわけである。
自己啓発は成功やお金を得るためのテクニックからアプローチを行い、宗教は神や仏といったことから、哲学は我ここにありという普遍的な事実をその足掛かりとして、結局は同じような内容のことを私たちに教えてくれているのではないか。
その一つにスピリチュアルがある。
要するに、宗教を学ぼうが、哲学を学ぼうが、自己啓発を学ぼうが、スピリチュアルを学ぼうが、登山口は違えど登ろうとしている山は同じなのである。頂上から見える景色は変わりない。
余談だが、黒澤明監督の「生きる」はいい映画だった。
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