みんさん、こんにちは。

 

 

昨年4月に長野県佐久市に家族5人で移住

したパラレルワーカー、内村広樹です。

 

 

昨日は、長野県佐久穂町役場の方々を

対象にしたマネジメント研修に登壇。

 

 

 

 

参加されたのは、今後、役場の課長になって

いくことを期待されている25名の方。

 

 

普段、研修講師として全国各地にお伺い

させていただいいたり、コロナ以降は

オンラインで研修したり、一つ一つの

研修が僕にとって大切なものですが

 

 

昨日は、やはり特別。

 

 

その理由は、2つありました。

 

 

1つ目は、移住先、すなわち自分がこれからも

お世話になる場所の街づくりを担当している

方々に学びを届けることができたこと。

 

 

厳密には、僕が住むのは長野県佐久市。

 

 

昨日は、隣町の佐久穂町の方々への研修

でしたが、佐久穂町はある意味、佐久市以上

に縁のある場所。

 

 

移住のきっかけである、娘が入学した

大日向小学校は佐久穂町にあります。

 

 

娘が毎日楽しく学校に通っているのも

直接的には、素晴らしい教職員の方々や

お友達に恵まれているからですが、

 

 

その陰には、昨日の受講生をはじめとする

佐久穂町役場の方々の日常の頑張りが

あってこそ。

 

 

そんなことを考えると感謝の念が湧いて

きます。

 

 

そして、もう一つは今回の研修を僕に依頼

して下さった役場の総務課長さんの存在。

 

 

その課長さんはあと2か月で役場を定年退職。

 

 

聞くと、勤続42年。僕が生きていた年数より

も長く働いているそうです。

 

 

ご自身の退職の同時に、同期入社の複数の

課長さんも定年になるそう。

 

 

だからこそ、町にとってはマネジメント層を

育てることがとても重要。ご自身は

マネジメントを体系的に学んだことがなく

苦労したので、後輩の方々には学びの場を

提供したいと思ったそうです。

 

 

その課長さんにとって昨日の研修は集大成。

 

 

僕も研修業界に長くいるのでわかるの

ですが、わずか人口1万人の町役場がお金と

時間をかけて独自で研修を行うのは稀。

 

 

当然、こちらの準備も気合が入ります。

 

 

数か月かけ、自分のマネジメント経験を

振り返り、数々の書籍や周りの方の話から

ヒントを得て、プログラムを作成しました。

 

 

研修そのものは、大方満足いただけたよう。

 

 

普段、研修慣れしていない40代、50代の

受講生ひとり一人が真剣に取り組んでくれて

いましたが、一番熱心に僕の話に耳を傾け、

笑顔で頷いてくれていたのは、オブザーバー

席に座る

 

 

総務課長さんご本人

 

 

でした。

 

 

講師をしながら涙が出そうになりました。

 

 

「研修」という形で総務課長さんが後輩に

託した思いのバトンであり、置き土産。

 

 

青臭いですが、僕はそのように感じました。

 

 

コロナ禍で研修業界も厳しい状況を迎えて

いますが、みんなが知恵を絞り、オンライン

での開催や密を回避した設計や換気の徹底

など工夫を凝らしています。

 

 

改めてこの業界に身を置けていることを

嬉しく思います。

 

 

元気応援団として2021年も研修を通じて、

ひとりでも多くの方を応援してきたいと

思います!