【総集編14】初めての弟子(4/4)
ピースはどこだ!
関心は、それだけだ!
(俺の犬を見せろ)
「Are you fool?」
(おまえ馬鹿か?)
「Your dog? Don't know!」
(おまえの犬?知らねえなぁ!)
このやろう!
・・・No way・・・
(仕方ない!)
「Cowardice!」
(腰抜け!)
連中の目の色が変わった!
もう一押しだ!
「Chicken!」
(弱虫やろう!)
(もう一度言ってみろ!)
来た!前の2人が殴りかかってきた!
いまだ!
狙いは後ろのボス格の学生だ!
仁は、2人が動くと同時に、入り身で前へ飛ぶ。
動き出した二人は勢い余って仁を通り過ぎていた。
次の瞬間・・・。
「・・・N・・・No!・・・」
(や・・・や・め・ろ・・・)
目の前で、目が飛び出しそうな年長の学生がいた。
何がおきたのか分かっていないのだ。
仁の右手は学生の喉仏に食い込んでいた。
両隣の仲間が色めき立つ!
「Freezes!
・・・I do crush boy's throat. 」
(動くな!・・・喉を潰すぞ!)
「Stop!Let me go!」
(やめろ!放せよ!)
ボスらしき少年は逃げようとした。
仁は、指に力を込めた!
竹笛のような息とともに手の中から声がした。
「・・・P・・・Please・・・」
(や・・・やめろぉ・・・)
手の中の少年は未成年だ!
だが今回はどうしても許せない。
かわいそうだが、両手を締め上げた。
「Ohhhhhhh・・・」
(おぁぁぁぁぁ・・・)
仲間は動かなくなった!
多勢に無勢の時・・・まずボスを抑えろ!
これが武術の定石だ!
ゆっくり辺りを見渡して、仁は少年の耳にささやいた!
「Back・・・my dog!・・・」
(俺の犬を返せ。)
「Otherwise, what happen to you is understood? 」
(さもないと、俺が何するか分かるよな?)
少年は小さくうなずいた!
「Say to your friends.
Bring my dog at once!」
(仲間に言え!俺の犬を連れて来い!すぐに!)
「Impossible・・・」
(・・・できない・・・)
このやろう!まだ、言うかぁ!
指が半分めり込んだ!
「Nooooooo・・・!」
周りの仲間が色めき立つ。
「I'm sorry!、
I do apologizes.!」
(すまない!謝る!)
「But,but I can't.」
(でも、できないんだ)
「Why not!」
(なぜ、できないんだ!)
「Gaaaa・・・」
思わず指に力が入ってしまった!
「Japanese!Stop!」
(やめろ!日本やろー!)
「It's impossible really. 」
(本当にできねえんだ!)
・・・最初に飛び掛ろうとしたヤツが言った。
仁はわなわなと手が震えた。
「Do not joke!」
(ふざけるな!)
仁は、少年の手を取って体を「転換」した。
少年の身体が宙をまって地面に倒れた!
うつぶせにして「後ろ手」にし、ひじに足を入れた。
これで動けない!
「Cannot you return kidnapping my dog?」
(おまえら、俺の犬をさらっておいて、返せないってえのか?)
堪忍袋の緒が切れた!
未成年だろうが何だろうが!許せねぇ!
(つづく)
【仁】
Did you kill?
(殺したのか?)
背中に寒気が走った・・・。
Answer.
(答えろ!)
Answer!!!!
(答えろぉ!)
仁は学生の頭を揺さぶった!
Stop!・・・
(やめろ!・・・)
最初に飛び込んできた仲間の声だ。
Stooooop・・・
(やめてぇ・・・)
こいつの彼女らしい女もわめいていた!
「Come on!」
(かかって来い!)
手を離し、自分より背が高い学生を見下ろした。
彼は彼女を見やりながらゆっくり立ち上がった。
次の瞬間・・・
「Fuck you!」
(このやろう!)
身をかがめてタックル・・・アメフトスタイル!
動きがいい!
だが・・・次の瞬間「技」がかかった。
大きく宙をまって背中から地面へおちた。
・・・ドン!
苦しがる顔が見えた。
「Listen!」
(・・・聴け)
上から見下ろして仁が言う。
「Back my dog!」
「This is last licks.」
(俺の犬を返せ!)
(これが最後のチャンスだ)
Stop it please!
(やめてください!)
学生の彼女が割り込んできた。
Stop it!
(やめて!)
「Do not obstruct.」
(邪魔するな!)
「Enough.」
(もういいでしょ)
「Step back」
(どけ!)
「Stopping, Kathy!」
(やめろ!キャシー!)
男どもが一斉に声を出した!
「It is well any longer.」
(もういいよ!)
「Listen!It ran away!
Your dog ran away!!」
(聴いて!逃げちゃったの!
(あなたの犬は逃げちゃったの!
目がウソを言っていない!
「When?」
(いつ?)
「Bill and Mash sent a letter to and the dog ran away at once.」
(ビルとマッシュが手紙を出してすぐよ)
「Kathy!Stop!」
(キャシー、やめろ!)
・・・地面の学生・・・。
「It is well any longer. Bill,」
(もういいよ!ビル。)
地面に伸びている学生がビル・・・。
彼女は懸命にビル?を助けたいのだ。
だが仁は・・・。
倒れている学生を引き起こした。
「Ran away ?」
(逃げた?だって?)
「I am not cheated by such a lie.」
(そんなウソでごまかされないぞ!)
彼女は必死だった!
「It is not a lie. The truth!!!!」
(ウソじゃない!本当なのよ!)
「Please、forgive Bill!」
(お願い、ビルを許して・・・!)
そのときだった!
「Teach!SENNSEI!」
(先生! センセー!)
(つづく)
【仁】
セージだ!
「ワンワン!」その声は?
「Sennsei! Piece came back!」
(センセー!ピースが返ってきたぁ!)
まっ直線に走ってくるその姿は「まぎれもない」
ピースだった!
「ワンワン!」「ワンワン!」・・・
悪がきどもの足元を縫うようにしてピースは飛んできた!
「バッ」・・・土埃が舞ったかと思うとよくもまあ・・・と思うくらい飛び上がった!
ピースの長い舌が仁の目の前にあった!
「ドサッ」
顔面に毛むくじゃらが激突し何もかもが犬の毛色になった!
「痛ェ!いてぇぞ!ピース」
「ワン」
仁はピースを高く抱き上げた!
仁はピースを下に下ろし、セージの肩をぽんと叩いた。
唖然とする男3人、女1人の学生に、
「Do not do any longer.」
「All right?」
(もう、2度とやるな!)
(わかったな!)
4人は無言でうなずいた・・・。
ピースを見た!これ以上ない・・・というような嬉しそうな顔だった!
あっけない顛末だった!
「決闘・・・か」
仁は思っていた。
平和なんだよな・・・今は・・。
ふっとおかしくなった。
「Let's go!Run. Sage!」
(さぁ!セージ!走るぞ!)
言うが早いか仁は走り出した!
「ワンワン」・・・ピースがその先を追い抜いていく!
「Plea・・・se wa・・・・it. 」
(待ぁぁぁ・・・って~)
アパートではマークとピーターが待っていた!
ピースが足元を走り回っている!
ようやくいつもの日常が戻ってきた。
「Now,everybody!
Let's start hard training again tomorrow. 」
(さぁ、あしたから、また特訓だ!)
「Noooo!」
(え~!)
(夏の決闘【完】)
(続く)
【仁】
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【総集編13】初めての弟子(3/4)
そこには、初老の男が、立っていた。
Did you do?
(あんたがやったのか?)
This is a crime.
(これは犯罪だぞ!)
He! Don't be silly!
(バカいうんじゃねぇ!)
Who did?
(じゃあ誰がやった!)
The punk kid did.
(がきども・・・よ!)
その男は、どうやら無職の不定住者のようだった。
ガレージの隅で彼が寝ていたときにマークを誰かが運び込んだようだ。
「来た時から伸びてたぜ、そいつ!」
A liar.
(う、うそだ!)
Not a lie.
(うそじゃねえ・・・)
男は無視して、ガレージを出た。
マーク、だいじょうぶか?
はい。先生・・・
マークが言うには、カメラ屋の前で「やつらに」因縁をつけられたようだ。
手に持っていたネガを取られそうになって必死で抵抗しているうちに彼らの車に倒れこみ、そのまま連れ去られたらしい。
そして、この廃屋に捨てられたようだ。
とにかく、ケガ程度で済んでよかった!
よく、我慢したな。えらいぞ!
Yes,SENNSEI!
廃屋の外では、「セージ」と「ピーター」がまっていた!
「セージ」の抑えていた手をすり抜けた「ピース」が私に飛びついた!
そうだよな。今回の一番の功労者は「おまえ」だもんな!
4人は、仁のアパートへ戻った。
そして、翌朝、ポストに一通の手紙が。
「果たし状」・・・!?(マジかよ)
本当の夏のイベントが始まった。
お~いだれか!Help me だよ~!
(つづく)
【仁】
「なんだよ・・・こりゃ!」
Come to "Park".
Time is 8 o'clock.
**************
「公園」へ来い!
時間は、8時
・・・なに馬鹿言ってんだ!
仁は笑い飛ばそうとした!
だが、次の一行で眠気が覚めた!
Your dog was abducted.
(おまえの犬を拉致した)
まさか・・・
Good morning ! Sensei!
(先生、おッハー!)
マークだった!
目じりに絆創膏を貼っていた。
ドアから見た、仁の姿が異様だったに違いない!
無言で駆け寄ると・・・仁がみている紙を覗き込んだ!
マークは、仁の顔を見るや否や!
I inform it to sage!
(セージに知らせる!)
Wait. Mark.
(待て!マーク!)
仁は、マークを追う代わりに、「ピース」のいるはずのテラスへ行った!
ピースは、いるはずだ。
なに、馬鹿なこと言ってやがる!
部屋を突っ切り、掃きだしの「窓」を開けた。
「ピース・・・・」
ピースの姿がない!
いつも寝ている毛布の上にいない!
「ピース」
「どこだ~!」
返事は無かった!
手の中にある「小さな紙きれ」がにわかに現実味を帯びた!
時計は「7時」!
ボスへ電話をした!『休ませてください!』
ピースは俺の家族だ!・・・
不安な気持ちは怒りに変わった!
「公園」!
そこは、最初に「セージ」「マーク」「ピーター」がやつらに絡まれていた場所だ!
一瞬!脳裏に、やつらが動けない「ピース」を蹴るイメージが浮かんだ!
頭(かぶり)を振って振り払った!
「ふざけやがって!」
久々に本気で頭にきた!
8時まで待っていられるか!
仁は部屋をあとにした!
(つづく)
【仁】
待った!
★★ものすごく長い時間に
・・・感じる時が経った・・・
来た!4人?・・・いや5人だ。
んん?女もいる?
あきらかに悪がきの面だ!
「Banzai-fool!」
(バンザイーバーカ!)
悪がきの一人が声を上げた!
その後、やつら数人が何か言っていたが
まったく耳に入らなかった!
「BACK!」
(返せ!)
[What?」
(なに?)
「BACK! my dog! please!」
(俺の犬を返してくれ!)
笑いが起きた!
今の人は分からないかもしれない!
1970年代・・・あからさまな差別がまだあった。
特に、有色人種で敗戦国である日本人に
差別が無いはずはなかった。
[Yellow-dog! You Go home!」
(イエロードッグ!おまえが帰れ!)
仁のこぶしが少し震えた!
「I say again! This is an ultimatum!」
(もう一度言う!これが最後だ!)
5人が一瞬、黙った!
「BACK! my dog!」
(俺の犬を・か・え・せ!)
大笑いが起きた!
「Apologize if you want you to return the dog.」
(犬を返してほしいなら、謝れ!)
「To what?」
(何に謝まれっていうんだ?)
「"We hate you. "」
(俺らは、おめえが嫌いだ!)
「So, did you kidnap my dog?」
(それで、俺の犬をさらったのか?)
「Dog? ha・・・ Mistake,that is pig!」
(犬? ハ・・・豚の間違いだろう・・・)
馬鹿笑いに付き合うのに限界が近づいていた!
(つづく)
【仁】














