アメリカ到着★絶体絶命『ぎゃー★事件だぁ!(2/3後編)』?!(11)
【いい事と悪いこと】
奥さんの声が「外」から聞こえた!
ジョンさんは明るかった!
ガチャリ!
奥さんが、ドアのカギを開けた。
今も「仁」は、自分でガレージから出られない!
「グッモーニン! マーム---ふぁぁ---」 ![]()
目をこすりながら、ソファベッドから起き上がった。
奥さんはニコニコして何か差し出した。
「アア!-服じゃない!-ええっくれるの!」 ![]()
![]()
礼を言うが早いか-
--仁はバスルームへ飛び込んだ!
「Do not peep. (覗かないでよ!)」
誰がみるか---と奥さん肩をすくめた。 (;´▽`A``
この頃になると、片言の英語を話していた。
服は、ずっと洗っていない。 (><;) クッサー!
昨晩の「事件」で血のしみだらけだった。 ヽ(;´Д`)ノ
★お~!!ジーパンとポロシャツ!
いいね。アメリカンだ。
バスルームから出てくると、
奥さんが、別の袋を渡してくれた。
開けてみると「靴」だった。
「え~ホントに、いいの?」 奥さんは笑っていた
初めて見る、ロックポートの靴だった。
ロックポートは軽くて丈夫。 とにかく軽い!
外で、車の音がした。
おっさんオフィサーと
ジョンさんがパトカーから降りてきた。
仁を見ると、ニコニコジョンさんは手を振った。
となりに、おっさんオフィサーがまじめな顔で立っていた。
ガレージに入ってきて「ジョンさん」が言った。
「トム、君を、日本へ帰すことになった!」 σ(^_^;)
「?---えっ?どういうこと?」 ( ゚ ▽ ゚ ;) ![]()
「Your "Fidelity guarantee" is not found.」
(君が申告した)「身元保証人が発見できない)-
-とおっさん!
「?って、んなバカな!なにそれ、
----追い返されるってこと?」
?おれって犯人あつかいなの? 冗談じゃないよ!
!うそ! まだ、アメリカにきてナンもしてないよ!
ガレージだけだよ。
泊まったの! \(゜□゜)/
![]()
そんなのありかよ!!!!!!
★お~い誰か★!ヘルプミーだよ~!
アメリカ到着★絶体絶命『ぎゃー★事件だぁ!(1/3後編)』?!(10)
ガレージ生活 3日目のことだった。
仁は、ジョンさんが運転する「ハーフトラック」の助手席にいた。
ジョンさんが、パサディナに行く と言っていた。
『許可』-が出たんですよ!(Permit)時限付の外出許可証!
やったね~!
開け放した車窓から風が入る! いい風だぁ!
窓の外に流れていく、明るい風景。 これぞ!カリフィルニアだ~!
あのガレージ---トイレとシャワーが、ある---。トホホ。
だから中で、用が足りちゃうのだ。
ジョンさんは「ガーディナー」という仕事!つまり「庭師」。
保護監察官は、副業かい?
着いた先は、おおおおおぉぉぉ---ひっろい庭だぁ!
しかも垣根がない。道路から段違いなしで「芝生」が続いている。
こういう景色は、日本では、田舎しかない!
でも、ここは 高級住宅街!
「あいてて---」
仁は、大きな片手バサミで芝を刈っていました。
なんだよ---これって? ジョンさんの仕事の手伝い?無償奉仕?
ま、いいかぁ!
ジョキジョキ---
「いってぇ~」 仁の両手は豆がつぶれて、
水が出て、更に血がにじんでいた。
ジョンさんは電気芝刈りですいすいやってら!
いいな---。 ここ庭だけで、三百坪はある(約990平方メートル)
つまり、庭の一辺が長いってこと。見ると、まだその一辺の終わりに届いていない。
ジョキジョキ---クッソー!まだか!まだか!
根性だけはある仁だが、どうにも「ハサミ」がだんだん重くなくなってきた。
血豆がつぶれて---手がぬるぬる!(クッソー情けねぇな~半分も終わんねえよ)
夏のカリフォルニアの夕方は遅い。
7時くらいじゃまだ明るい!
誰かが、ポンッと肩を叩いた。
ジョンさんがニコニコして立っていた。
飛び上がってあやまった。
「すみません---まだ半分しか---」
「トム(とジョンさんは仁を呼んだ)、手、出して」
「----」 仁は黙って手を出した。
ジョンさんはそっと手を乗せると私に何かを 握らせた。
「ジェイク(おっさんオフィサー)には内緒だよ!」
そう言ってウィンクした。
手を見ると、「1ドル」札 を握っていた!
「金! マネー! 何、バイト!報酬!---やった~!」
30分ほどここで待っているようにと言うジョンさんに---。
仁は思わず!
「あの? バーガー買ってきて良いですか!
---ほら、あそこの」
仁は、1ブロック先に見える、
「バーガーキング」を 指差して懇願した。
「OK! take care!(いいよ、きをつけて!)」
「イエス・ッサー!」仁は敬礼をして、いっちもくさんにダッシュした!
さっき看板が見えたんだ! バーガー 95セント!
95セント!って 1ドルで買えるじゃん! 行っけー!
仁は、猛ダッシュで走っていた!
高級住宅街のブロックが終わり、路地を走り抜けたそのとたん!
急に地面から足が離れた!
気がつくと、仁はしりもちをついていた。
見上げると、夕日を背後に、3人の巨漢の陰が見えた。
しまった---ここは、スラムに近かった。
アメリカは面白い国だ。富裕層と低所得層が、はっきりと分れていた。
1970年代。日本人にはまだ、若干だが差別があった。
ジャリ---。
アロハを着た巨漢は、おそろしく 背が高い男だった。
後ろに二人が棒を持って控えていた。
見あげると、やつが言った。
「Money!」 (---カネ---)
白目が目立つでっかい目玉。
仁は手の中の「1ドル札」を握り締めた。
「Money」そういいながら、そいつは仁の襟首をつかんで立ち上がらせた。
何もこたえない仁に苛立ち、そいつは仲間の二人に目配せし、仁の手の中の札を取り上げた。
「More money!」 (もっと出せ!)
仁は首を振った。だって本当に無いんだ!
抵抗すると見たこの巨漢は、いきなりポケットからナイフを出した。
刃渡り6インチ(約18cm)のジャックナイフだ。
冷たく光るその刃先を、仁の頬に「ピタピタ」当てた。
「Money」(カ---ネ)
仁は横を向いた。
そのとたん、仁の身体は180度裏返され、そのまま後ろの壁に貼り付けられた。
残りの二人が押さえつけたのだ。
背中に刃物をもったやつがいる。動けない。
巨漢が近づく気配がする。
耳元で、吐息を吐きながらそいつが言った。
「 Money! Come here tomorrow. 」(カネだ。明日ここへ来い)
「 You will die.」(死ぬぞ)
死ぬといわれてくるバカいるかよ!
次の瞬間、ガシャン---と壁に何かが突き立った。
ナイフだ!と直感的に思った。
同時に、仁の体は開放された。
振り返ると、やつらが歩き去っていく!
1ドル取られた! ジョンさんにもらった1ドル!
待ちやがれ~---と立ち上がった仁の右手に生暖かい何かが流れた。
「?」 見ると、右手首の小指側が、バックリ口を開けている。
「!!!!!!」
ナイフだ!
右手の傷口から、血が溢れていた。
痛みを感じ始め、慌てて手首の傷を抑えた!
金より、止血が先だった!
じょじょに夕日になっていた。
ジョンさんの所へいかなくちゃ!
急いで振り返ると急に目の前が暗くなった。
どこをどう帰ったか覚えていない!
誰かが怒鳴っている。誰だろう?
気が着いた時は、仁は、ジョンさんの家にいた。
「イってぇ~」 ブランデーのにおいが立ち込めていた。
奥さんが目の前にいた。
★1ドル取られたぁ~!(バーガーキ-ング!)
★お~い誰か★!ヘルプミーだよ~!








