●暖ぼ~る誕生秘話 その7
暖ぼ~る開発への挑戦5
福田先生からは、アトピーの子供等が「鍼灸」では
怖がるので、痛みのない方式ができればいい・・・と
助言をいただいた。 福田医院の看護師さんらの
「アドバイス」を経て、「暖ぼ~る」は、いよいよ海を
渡れるものに仕上げる段階にきたと感じた。
2005年。私は、神奈川県の知的財産流通アドバ
イザーの助言を得て、実際に「暖ぼ~る」を製造して
くれるメーカーを探し始めた。
・・・ところが「暖ぼ~る」を製造しようというメーカーは
ついに現れなかった。
健康器具や医療機器、さまざまな製造能力をもつ
メーカーさんにお願いした。
しかし結果は「NO」! 「そんな不確実な投資はでき
ない」というのが彼らの共通した意見だった。言われ
れば、確かにその通りだと思った。
何度も何度も断わられるたび、私の中にやり場のない
口惜しさが湧き上がってきた。
「金がない!」資金力・・・。自分で製品化できるほどの
力があれば・・・。
当時の企業を説得するに足る「企画」が私には出来な
かったのだ。マーケティングには時間がかかる。しかし、
現実に「海の向こう」でも、日本でも今か今かと・・・私の
約束を信じて待っている人々がいる。
「そんなもの誰も必要としない」・・・そう言う企業の方も
いた。
2005年の秋。・・・私は決断した。
「自社」でやる!、他社に頼らない。
「自社で作る!」
この日から、私は、開発の大部分を「杉山」に任せ、
様々な金策を始めた。そして帰ってくると、
「15cm」の現在の大きさを、少しでも小さくすること
に知恵をしぼった。
その際に、思い切って、最初に計画した「機能」を
カットした。
2005年の年末、デザイナーの「石渡文一」氏に
紹介してもらった、「試作会社」に「新しくデザイン」
した「暖ぼ~る」の造形を依頼した。同時に、電子
回路の試作とその他の機構部品の手配を始めた。
この全てを「杉山」と彼の指導するエクボのスタッフが
行った。
この時、我々の脳裏には、
「そんなものは誰も必要としない」といわれた言葉が
常にリピートしていた。
(続く)
●オリジナルURL
http://www.ekbo.co.jp/sub02_02_05_07.html
(仁/HUC)

