【仁の米国修業時代】『ユニバーサル・スタジ』(アメリカの生活)(1/4)
【仁は、トレッキーである】
俺は、ジョンさんにガレージの前で声をかけられた。
「トム、今度の日曜、クリスと一緒に映画へ行ってやってくれないか!」
「No、I can see the movie alone!」
クリスはふくれている。
(ああそうか! 未成年だったな。クリスは!)
「イエッサー!ボス!」 仁は、立ち上がって敬礼した!
「勿論、チケット代は私が払う」
(やった、ただで映画みれるぞ!)
(そうこなくちゃ!)
「クリス、何の映画だっだかな?」
「Star Wars : The Empire Strikes Back、!!!!」
(スターウォーズ帝国の逆襲だよ!)
「え~!ほんと! やったね!」
(いま一番の映画じゃん!ラッキーチャ~ンス)
「だから、クリスと2日つきあってやってくれ!」
(ん? ええっ 2日????)
「ボス、映画って2時間くらいだよね!1日はわかるけど・・・」
「う・・・ん、実はワイフと・・・出かけるんだ!一泊でな。」
( 子守りかよ!ベビーシッター!俺が!)
この頃は、仁は、平和だった。
1980年、ジョージ・ルーカスの映画「スターウォーズ帝国の逆襲」が封切られ、
アメリカでも大いに話題になっていた。
仁は本来「トレッキー」。
トレッキーとは、知る人ぞ知る!
「スタートレック」ファンの事である。
本国アメリカで『1966年』にTVで放映された。
「カーク船長」「副長ミスタースポック」で有名だ。
2009年公開の「スタートレック」はカーク船長とスポックの若い頃の話。
1979年映画版「スタートレック」ザ・モーション・ピクチャーが公開された。
仁は「強制送還後」の日本で翌年の1980年に観た。
強制送還代をアリバイトで稼ぎ!親に返す、合間だった。トホホ・・・
「ボ~ス!2日の間、飯はどうするんですか!」
「うちの冷蔵庫に2日分くらいなら食い物がある。それを食ってくれ!」
「マジすか!」
クリスがふくれている本当の理由がわかったぜ!(≧▽≦)
やれやれ!
俺はクリスの方へ歩み寄った。
「ク~リス! 男同士、仲良くやろうな!」
「・・・・・・プ~ン・・・・・」
あらら、目が泣いてるよ!
「ワン、ワン!」
ピースがガレージで吠えていた。
(そうだ・・・)
「ボ~ス! 車、1台借りていいですか。奥さんの車、空いてるでしょ!」
ジョンはクリスを見て、わかったようだ。
「OK! 車を使っていいぞ! ドライブでも行くといい!」
ちらっとクリスを横目で見て、ジョンさんは俺にそういった。
「じゃあ!ユニバーサルスタジオ行ってきていいすか!」
「あ、ああ・・・いいぞ! (ただし気をつけてな!)」
後半は、小声で、仁の耳元でささやいた!
「お~い!クリス! 明日、スターウォーズ! あさってはユニバーサル・スタジオ行こうぜ! パパとママが居ない間に・・・な!」
これを聞いてさすがのクリスも顔が変った。
「ホント!トム、ホントにユニバーサル・スタジオだね。約束だよ!」
「ああ、男の約束だ! ねっ、ボス!」
ジョンさんは、ウィンクして親指を立てた。
「ワン、ワン!」
(しまった、ピースを出してやらないと)
「お~い、ピース、今だすぞ~!」
ガレージのドアを開けると勢い良くピースが飛び出した!
明日の映画にはピースは連れて行けないな!
「ウ~・・・!ワン、ワン!」
「わかった!わかった、遊ぼうな!」
フリスビー しょうか!
「ワン!」
「さぁ、ピース これをとってこ~い!」
一回、硬いフリスビーで、ピースの乳歯を折っちまった!
だから「やわらかい」フリスビーを買ったのさ!
さ~て、やるか「ベビーシッター」
明日はタダ観の映画の日!
スポンサーは「ジョンさん」てか!(ワクワク)
★お~い、神様! サンキュ・ユーだよ~!








