【『いざ出陣-ほぇ-ガス欠ゥ?』(1/3後編)』(16)】
「いっててて・・・」
「仁、 大丈夫か?」
翌朝、モーテル備え付けのプールサイドに座っていた。
「内出血してるな!痛むか」
「あったり前だ!(弾が)皮膚もってっちまったんだぞ!」
無謀にもプールに入った仁たち!
プールの消毒薬が傷にしみるぜ!
日本に帰って話したら。
『やけ火箸ほどに熱いなら消毒済みじゃん。
なら拳銃で撃たれても衛生的じゃん!』とのたまった!
ちが~う! 実際はひどく膿んだりするの!
弾は確かに火薬の爆発で熱いけど、
服を突き破って「繊維」や、外皮を体の中にめり込ませるから、
一緒に「たくさんばい菌」が入る!だから、消毒になんかならんのよ!
プールサイドの友人「O」も、
「仁、(火傷の)火ぶくれが痛そうだなぁ!」と笑っとる!
さんざ昼間遊び歩いて、いよいよ、明日は、砂漠に出発!
「明日は砂漠でキャンプ!」…(仁)
持ち物チェック、食料!よ~し。
水、よ~し。
スコップ!よ~し。
タオル、よ~し!
やがてチェックは車の中へ!
「あああ・・・」友人がすっとんきょうな声をあげた!
「どうした?」
「ガソリンが無いよ!」
そりゃそうださんざん遊びまわったんだ。
そりゃあ!ガソリンもなくなるだろう!
「スタンド行こうぜ!」
気軽に仁は、エンジンスタート。
ブルルルーー!
この町は砂漠地帯のどまんなか!
滅多に ガススタンドがありゃしない!
「あれ~!地図だとこの辺なんだがな~!」
「おい、仁・・・やばいぞ!」
プスン…プスン…プスン…
ついに車が動かなくなった!
「おれが探してくる!」
「おい!仁」
仁はすこし責任を感じた。
アメリカのスタンドは閉店が早い!
はるか先に「テキサコ」が見えた!
ついてみると 「しまってる~」
表札に 「Close 8:00p.m.」
今は、8時30分!
閉まってるぜぇ!
辺りを見渡したが 「何もない」
ガス欠の車では「O」君が待っている!
どうしよう!
時間はどんどん経っていく!
★お~い誰か、ヘルプ・ミーだよ~!







