★絶体絶命----『どうしたらいい』?!(2)
無鉄砲な若者が片道切符でアメリカへ!
ロスアンゼルス空港で最初に感じた異国は「におい」でした。
どこか甘ったるい空気のにおい。
ああ日本じゃないんだ!
空港から出て、まず電話をしようと公衆電話を探して、
ダイム(10セント)硬貨を放り込んで、オペレーターを呼んだ。
「チャージナンバー」を「押せ」---当時は英語が全くダメ!
とりあえず公衆電話にあった番号を押してみた。
「ブーブーブーブー」
それでも何とか出国前に確認した行き先の電話番号に繋がると留守電のメッセージ。
日本語で到着を録音しておいた。
ふと振り返ると、おれの荷物が1個無い!
と、アロハシャツの黒人が、軽々とおれの荷物を運んでいる。
「こんにゃろ~!」
「まてい!なにすんだ!」と日本語で。
相手は何言ってんだ---といいう顔で、私の後ろのタクシーを指差す。
「あんたタクシーの運転手---て、それでも勝手にもってくな!って!」
ダウンタウンについた時、
「あれ?ここどこ?」
おいおいここちがうぞ!---そこには金をもらったタクシーはもう居なかった!
しかたなく長距離「バス」の乗り場を探す。
古い町並みを抜けた頃、向こうから「ローラースケート」の一団が。
5~6人の中学生?--- アブねえなぁ!
なんとか かわして、気をつけろ!と 怒鳴ったとき。
「俺の---かばんがない!」
しかも、次の瞬間、凍りついた!
「パスポートが無い!」
ロスアンゼルスのダウンタウンは夜の7時30分を過ぎていた。
辺りはだんだん暗くなっていた。
(つづく)
★おたすけ部長★見参!
