乳腺外科の重松です。

7月11日から13日まで開催された日本乳癌学会学術総会に参加してきました。

機器の不調で広島出発の飛行機がキャンセルとなるトラブルがありましたが、恵美純子先生と笹田伸介先生が一緒にいたので、空港でビールを飲んでまったりとした時間を過ごしました。学会場到着後は全体懇親会に参加して、全国の乳癌診療に携わる先生方と交流を持つ機会をいただきました。懇親会では東北自慢の日本酒が振舞われており、料理と人的交流でよい時間を過ごすことができました。

学会では、演題発表と座長の仕事をしました。演題発表は研究活動をまとめる良い機会となり、発表に関する質疑応答を通して研究内容の見直しを行うことができます。座長として各施設の先生による発表の取りまとめを行いました。決められた時間内でセッションを終了させることが出来たので、座長の仕事は出来たかなというところです。その他に、各セッションに参加して、乳癌診療の最新情報や研究活動に役立つ情報の入手に努めました。乳癌学会学術総会では聞きたくなる内容の発表が多数あり、参加するたびに知識と意欲のブラッシュアップが出来ます。

学会の醍醐味の一つは人との交流です。自分は1999年に医師となりましたが、同期で乳癌診療に頑張っている先生が多い関係で、ナイナイ（99）の会、という名前の飲み会が毎年開催されます。教授、科長、部長、開業医などなどいろんな立場の先生がいますが、全国の同期の先生と交流できる貴重な機会です。その他、自分が研修医の時に指導をいただいた先生と再会することが出来ました。お互いに年を重ねていますので再開は貴重な機会です。来年以降も元気な姿をみれたらいいなぁ、と思います。

乳癌学会に参加するのは、時間やお金だけでなく、外来や手術調整も大変なのですが、参加して良かったな、と思われる一大イベントです。乳癌診療に携わる限りは学会参加を継続して、日々の診療内容のUp dataと、人的交流を継続したいと思います。

第32回日本乳癌学会学術総会の参加記録