C5-6D

今シーズンも残すところラスト2となりました。
ナゴヤで最終戦を迎えるのは09年以来で、
あの時は勝率3割をかけて挑んだ試合でサヨナラ負けでしたが楽しみな若手がたくさん出てきたな、という印象でしたが、
今日のメンバーは岩本、松山、アツ、中谷、鈴木など、あのときの楽しみな若手がまだ二軍におるんかいって感じもしました。
確かに二軍の勝率は3年前から比べると遥かにいいけど、
厳しく言えば一軍にいるべき選手が下にたくさんいたことの裏返しでもあります。

・カープ先発武内
今年は何試合か先発を見てますが、今日が一番内容が良かった。
ストレートは最速145キロ、常時140キロぐらい出ていて、
制球はアバウトながらストライク先攻で、スライダーも決まってました。
ストライクのみの9球で終えた1回なんか二保くん見てるかのような安定感がありました。
守備に足を引っ張られた失点以外では、2アウト一塁の場面で、
スライダーが甘く入ってタイムリー二塁打を打たれたのが反省点かな。

・カープ4番手池ノ内
今日投げた投手の中でまっすぐは一番速く、
147キロが出てましたがこんなに腕が横から出てくるPやっけ?って感じになってました。
やっぱり球は速くても高いから簡単に打たれてるなと。

・アツは調子上向きかな
2週間前の阪神戦はまあ酷い内容でしたが、だいぶ修正してきた印象です。
まっすぐにタイミングが合ってたのでスライダーの制球に苦しむ小川は打ちやすかったのかもしれません。
最終回のホームランは小熊から、内角にきたまっすぐでしたが、回転を上手く使えました。
セオリーからすれば内角にいく場面じゃないし、捕手の構えからしても逆球、
本人も待ってた球ではないけど自然に反応できた感じで、
これまで何本となくアツのホームランは見てるけどこういうホームランは初めて、
技術が上がったのか、たまたま打てただけなのかは今後注目していきたいところ。

・絶好調の庄司
今日は3安打、いずれもコースに逆らわないバッティングで、内容のあるヒットでした。
まっすぐはだいたいのコースを捌けるようになってきたので、後は緩い変化球のミスショットを減らすことかな。
打率も3割越えていて、今年のウエスタンならあと40打席ほど多く立てていれば首位打者だった可能性が高いのが残念だけど。
入団当時、非力さは感じるが癖がないきれいバッターだと思ってましたが、
力強さがついてきて、いよいよ一軍を意識できるレベルになってきました。
カープの首脳は二遊間は俊足タイプを起用したがるだけに安部ちゃんや東京都市大塩尻を抑えてポジション取るには、
相当な打撃が求められるだろうし、ハードルはかなり高いけど、
なんかそれも乗り越えてくれるんじゃないかと思いはじめてきました。

ところで少し前にネットで「庄司が坊主なってる~」とか話題なってたけど、今時はあれを坊主って言うんか?
自分が野球やってた頃にあんな長さにしてたら先輩にしばかれたわ。

・ドラゴンズ先発小川
5月に見たときよりもまっすぐに力がついてきた印象。
元々、緩急を使うのが上手い投手なんですが今日は特に右打者にスライダーが決まらず四苦八苦。
左打者にはスライダーとカーブで上手く攻めてたけど甘く入ると打たれますね。
力はついてきたからあとは変化球の精度だな。
いずれにしても一軍までもう少しのとこまで来ている。

・ドラゴンズの井藤くん
中京大中京出身の4年目の選手ですが、バッティング良くなりましたね。
9月は8試合連続安打を記録するなど、ホークス勢の月間MVP独占を阻止しそう。

・ドラゴンズの前田くん
同じく中京大中京出身の捕手。
地元の名門出身でドラフト1位で長い間一軍実績皆無の割に大事にされているので中日版の白濱と思ってたのですが、
昨年あたりからファーム選手権MVPを取ったり、先日もザラテから4号サヨナラ3ランを放ったり、打撃でも覚醒気味です。
今日もタイムリーにホームランの大活躍でした。

さて、明日はいよいよ今シーズンのラスト1、
残念なことだけど、これが最後の試合になる選手が両軍にいるはず、
じっくり噛みしめながら観戦したいですね…あっ、明日のメンツ考えたらそんなん絶対無理や(笑)