ウエスタンリーグは残りわずか、昨日の試合でホークスが天王山の初戦を制し、
優勝マジック3が点灯しました。オリックスとあと4試合全敗しても阪神に3つ勝てば優勝ということですね。

単純にオリックスがマジックの対象ならわかりやすいが、
実はこの場合、オリックスだけでなくカープもマジック対象のはずでややこしいすね。
(カープが全勝すればホークスは3つ勝たなければならないため)
つまりホークスにはカープを対象としたマジックとオリックスを対象としたマジックがあり、
明日明後日、北神戸でホークスが連勝して(オリックス対象マジックを0としても)も、
由宇でカープが連勝すれば、(カープ対象の)マジックは1残ることになります。

ただし、ここにもウエスタン特有の事情があり、カープ対象のマジックはカープが次負けると2つ減ります。
なぜなら交流戦があり、引き分けが4試合しかないホークスは勝率計算の分母(試合数-引き分け数=勝ち数+負け数)が102試合になる(今後引き分けなければ)のに対して、
交流戦がなく11試合も引き分けてるカープは93しかないので、
1敗が勝率に与える影響が大きいからですね。

実際例で考えると、、、

1、ホークスが残り3勝4敗の場合→勝率.569
2、カープが残り6勝0敗の場合→勝率.559
3、ホークスが残り2勝5敗の場合→勝率.558
4、ホークスが残り1勝6敗の場合→勝率.549
5、カープが残り5勝1敗の場合→勝率.548
6、ホークスが残り0勝7敗の場合→勝率.539

ということでカープはあとひとつ負けるとホークスが全敗するしかないのですね。

とはいってもホークスが全敗ということはホークスを4試合のこすオリックスが4つは勝つことになるので、

オリックスが残り4勝1敗の場合→勝率.555

となり、5のケースを上回るのでカープの優勝はなくなります。
つまりカープはあと1敗した段階でホークス、オリックスに関わらず終戦となるわけですね。