正直に書きます。

離乳食を始めて2週間くらいで、うちの子はコロコロの便になりました。

それまで毎日のように出ていたのに、急に2日、3日と間があく。いきむたびに顔を真っ赤にして、見ているこちらがつらくなるほどでした。「私の作り方が悪いのかな」と、けっこう落ち込んだんです。

でも調べていくうちに、離乳食開始後の便秘はとても多くて、その多くは正常な適応の過程なんだと知りました。

この記事では、離乳食で便秘になった赤ちゃんに何を食べさせればいいのか、我が家で試したことを中心に、正直にまとめていきます。ただ最初にひとつだけ。家庭のケアはあくまで参考で、あとで書く「危険なサイン」があるときは、迷わず小児科へ。ここだけは先にお伝えしておきます。

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■ そもそも、なぜ離乳食で便秘になるの?

これ、私も最初はわからなかったんですが、離乳食を始めると体の中でいくつかのことが同時に起きるそうです。

  • 水分が減る — 母乳やミルク(ほとんどが水分ですよね)を飲む量が減って、便の水分が足りなくなり、硬くなります。特に離乳初期(生後5〜8か月ごろ)は一時的に授乳量が落ちて、水分不足になりやすいそうです。
  • 腸が慣れていない — 消化の機能がまだ未熟なところに、初めての食材の固さや濃さが入ってくる。腸がそれに慣れるまで、排便のリズムが乱れます。
  • 食物繊維が足りない — 離乳初期はおかゆや豆腐など、消化のいい食材が中心。排便を助けてくれる食物繊維が、意外と不足しがちなんだそうです。

だから、いきんで顔が赤くなること自体は、乳児では正常なこともあるとのこと。回数だけで判断せず、便の硬さ・痛がるかどうか・全身の機嫌で見るのが大事なんですね。ここを知ってから、私はだいぶ気持ちが楽になりました。

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■ 便秘に「効いた」食材 — さつまいも・かぼちゃ・プルーン

さて、本題です。

我が家で頼りになったのは、食物繊維の多い食材でした。さつまいも、かぼちゃ、ほうれん草、そしてプルーン。7か月以降なら、いも類・納豆・野菜・海藻・プルーンなどを積極的に取り入れるといい、とされています。

特に印象に残っているのがプルーンです。

欧米では「天然の便秘薬」と呼ばれるほどで、食物繊維が豊富。ソルビトールという成分が腸に水分を引き込んで、便をやわらかくしてくれるそうです。うちではペースト状にして、ほんの少量から始めました。ゆるくなりすぎないか、アレルギーの反応が出ないか、様子を見ながら。

乳酸菌もいいそうです。ヨーグルトなど、便通をよくする乳酸菌の食品を、月齢やアレルギーに配慮しながら取り入れる。

主食の工夫もひとつ。おかゆに野菜やいも類を合わせて、水分と繊維を一緒に補う。これは今日からでもできる、と思いました。

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■ 逆に「注意したい」食材もある

正直に言うと、便秘のときにむしろ気をつけたい食材もあります。

まず、水分の少ないおかゆだけに偏ると、便が硬くなりやすいそうです。離乳初期の主食が理由で便秘、というのは、ありがちなパターンなんですね。

それから、バナナやにんじん。栄養はもちろんあるのですが、欧米の小児科の指針では「便を硬くしうる食材」とされていて、与え方や量に注意、とのこと。乳製品のとりすぎにも気をつけたいところです。

このあたり、「良い/悪い」で単純に分けられるものではありません。あくまで便秘のときは量とバランスを意識する、という話として受け取っていただければと思います。

下に、役立つ食材と注意したい食材を一枚にまとめました。

 

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■ 食べ物だけじゃない — 水分・マッサージ・脚の運動

食材の話をしてきましたが、実は「食べさせる」以外のケアも同じくらい大事でした。

  • 水分補給 — 麦茶や湯冷ましなど、離乳食の食べっぷりに影響しない飲み物をこまめに。母乳・ミルクの量が減ったときは、別で水分をとるのが大切だそうです。
  • 「の」の字マッサージ — おへそを中心に、ひらがなの「の」を描くように、時計回りにやさしく。お腹が軽くへこむくらいの弱い力で。1日数回まで、授乳や食後すぐは避けるのがポイントです。
  • 脚の運動 — 自転車をこぐように、脚を曲げ伸ばししてあげる。うちの子はこれが遊びみたいで、けっこう機嫌よくやってくれました。
  • 生活リズム — 早寝早起き、離乳食やお風呂の時間を一定に。ハイハイやつたい歩きの時期は、体を十分に動かせる空間を。

綿棒浣腸という方法もあります。大人用の綿棒にベビーオイルを塗って、肛門の内側1〜2cmをやさしく刺激する。ただし多用は避けて、必要なら医師に相談が前提です。マルツエキスなどの市販薬も、自己判断では使わない。すべての赤ちゃんに合うとは限らないですし、病気を除外する意味でも、医師に相談してからが原則だそうです。

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■ 果汁って効くの? — 量はソースでけっこう違います

「便秘には果汁がいい」と聞いたことがある方、多いと思います。

私も試そうとして調べたのですが、ここは正直に書いておきたいところ。果汁の量は、資料によってけっこう違うんです。

  • 日本の医師監修・自治体の資料 — りんご・みかん・プルーンなどの100%果汁を、2倍に薄めて1日30mlを目安に。
  • 米国 HealthyChildren.org(AAP) — 生後1か月以降、月齢1か月につき1日1オンス(約30ml)、最大4か月分まで。
  • 米 Nationwide Children's — 100%果汁を1日1〜2オンス。

……という具合に、機関や国で数字が違います。だから「これが正解」と言い切れません。

しかも近年の乳児栄養の流れは、果汁の与えすぎを避ける方向。AAPも「少量・小児科の了承のうえで」が前提です。飲ませすぎない、離乳食の食べに影響しない範囲で、というのが共通しています。

なので私からお伝えできるのは、果汁は万能ではないし、正確な量は小児科に相談してください、ということだけです。ここは曖昧に濁さず、正直に。

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■ ここは様子見しないで — 小児科に行くサイン

いちばん大事なところなので、太字でまとめます。

次のサインがあるときは、家庭でのケアで様子を見ず、すぐに小児科へ。

  • 血便(便に血が混じる/肛門のまわりが切れて出血)。少量でも、初めての血なら当日中に。ただの切れのこともありますが、腸炎やミルクたんぱくのアレルギー、まれにヒルシュスプルング病などの可能性もあり、自己判断はしないこと。
  • 繰り返す嘔吐(特に緑色=胆汁性)。
  • お腹がパンパンに張る、強い腹痛で泣き続ける、機嫌が極端に悪い。
  • 発熱、ぐったりして元気がない、体重が増えない/授乳量が急に減った。
  • 家庭でいろいろ試しても数日以上よくならない、便秘を何度も繰り返す・慢性化している。
  • 硬い便がつらくて、排便を我慢するようになっている様子。

回数の目安も、参考までに。母乳の赤ちゃんは5日〜1週間に1回でも、機嫌がよくて体重が順調なら正常とされることもあるそうです。6か月以上〜1歳未満では、大人と同じく週3回以上が正常の目安。でも、くり返しになりますが、回数より便の状態・痛み・全身の様子です。

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最後に、ひとつだけ付け加えさせてください。

離乳食後の便秘で悩んでいたころの私は、「早く治さなきゃ」と、そればかり考えていました。でも実際は、さつまいもやかぼちゃを少し足して、水分をこまめにとって、お腹をやさしくさすってあげる。その積み重ねで、うちの子は少しずつリズムを取り戻していきました。

「これを食べさせれば一発で効く」という魔法の食材は、正直、ありませんでした。

でも、できることは意外とたくさんあります。そして、迷ったときに頼れる小児科の先生がいる。それだけで、育児はずいぶん心強くなりますから。

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