ついに引退ブログを書く時がきてしまいました。
4S山泉です!
先輩の引退ブログを読んだのがついこの間のように感じて、あっという間に時間が過ぎたようです。はああ同期の引退ブログがどれも大作すぎて緊張します。トリだということを忘れて書きたいと思います。もっちー紹介ありがとう!!もっちーは艇庫で1番おもろいです。みんな早くもっちーの面白さに気づいて〜!あともっちーはめちゃめちゃ後輩と話したいみたいです!来るもの拒まずタイプなので沢山話しかけてあげてください🙏🙏
ついこの間ミーティングルームで後輩と話していて、自分がいかに自分のことを人に話してこなかったのかに気づきました。でも人の話を聞くのは凄く好きで自分の話をするよりも大体人の話を聞くことのほうが多いんです。だからこそ、あまり私が何を考えていたのか何に悩んでいたのかを知っている人は多分ほとんどいないと思います。
でも最後なので、あんまり自分の話をするのは好きではないですが、今回は自分のことを赤裸々に語ってみたいと思います。後輩がもし今後悩んだときに、拠り所にして欲しいというと烏滸がましいですが、そういえば先輩も同じことで悩んでいたなあくらいに思ってもらえると嬉しいです。綺麗事は並べたくないので、本当に正直に書きたいと思います。
私は2年生の時に入部して、はじめは料理シフトだったり、寮生活にワクワクしていたはずが、時間が経つにつれてあれ思ったのと違う?と違和感を感じていきました。料理を作り続けるだけで、せっかく築きあげた漕手との関係も次のインにはリセットされてて、なんのために時間とお金をかけて戸田に来ているのかわからなくなってしまっていました。マネージャーの人数が少ない分自分が休むと周りの負担を増やしてしまうことや、2年生で入ったからには続けないといけないということに謎の責任感を感じて、悶々と部活を続けていました。部の中にはいきいきとマネの仕事に取り組む人が周りにいて、少し焦りも感じていました。でもふとしたときになんでこんなにも責任感じてるんだろう。別に義務じゃないし辞めてもいいのに何かがずっと心にひっかかっていることに気づいたんです。それは、自分よりも何百倍も優秀な先輩たちが部でマネージャーを続けていることでした。頭の回転が頗る速い人、信頼関係を築きながら組織を動かすことができる人、どの先輩も頭キレッキレでそんな先輩たちが部に残っているのには、自分にはまだ見つけられていないボート部に残るべき理由があるのかもしれないと感じました。そこからは先輩が残っているならとりあえずは続けてみようかなとゆるーく考えられるようになりました。別に何か責任を感じるわけでもなく、とりあえず自分のペースで続けたんです。そこからは、色々部で新しいことをやってみたいと思うようになり、籠城期間に部内アカペラサークルを作って部員に披露してみたり、凪のくるサポについてみたり、隔週の栄養ミーテで普段よりたくさん発言してみたり、料理シフトで味付けにこだわってみたり、いろいろやりました。そうしているうちに義務感でやってたメニュー立ても食べることが大好きな私にとっては結構楽しい仕事だったことに気づいたり、山泉さんのからあげ美味しいって言われるようになったり、声を使うことが好きだったので、凪のくるサポのイメージレースのリラクゼーションで自分の声が漕手のレースパフォーマンスに役立っていることに喜びを感じたこともありました。そんなこんなでいろんなことに手を出したり出さなかったり、好奇心のままにのんびり部活を続けていると、おもいがけない出会いや発見がたくさんありました!
ここでひとつ私が人生において大切にしている言葉があります。イッテQでお馴染みのイモトアヤコさんの言葉です。わたしはイモトさんの考え方というか人との関わり方が大好きで、イモトさんの『棚からつぶ貝』というエッセイの最後のページにかかれていた言葉を今も大切にしています。(若干うろ覚えです)
“『棚からぼたもち』という言葉があります。たしかにぼたもちが落ちてきたことは偶然ですが、棚までいかなければぼたもちに気づかなかったはずです。私が人生で誇れることは棚まではいってみたということです。棚まで行って何も出てこなかったこともあります。でも行ってみると、思っていたものとは違うけど別のものに出会ったり、素敵な人に助けられたり、気がつくと元々欲しかったもののことは忘れて、自分が出会ったものや人を大好きになってるんです。”
イモトさんは棚から落ちてくるならつぶ貝が良いなと思い、本のタイトルを『棚からつぶ貝』としたそうです。ちょうど部活を気負わずゆるい気持ちで取り組み始めたときに私はこの本に出会い、そこから棚までいくことを意識して部活を続けていました。私にとっての棚は、ボート部に入部すること、そして続けることだったり、勇気を振り絞って普段話さない人に話しかけてみることだったり、マネージャー長になることだったりしました。ボート部には信じられない程いろんなタイプの人間がいて、馬が合わない人とか、もうどうしようもなくコミュニケーションをとるのが難しいこともありましたが、でもその分いろんな感情を経験できたり、新しい自分を知れたり、得られたこともたくさんありました。正直やりたかったことを全部やり切ることはできず、中途半端に終わってしまったこともありますし、まだ自分は至らない点だらけです。だからこそ、これからも棚までいく努力は続けていつかそのことを誇れるように日々精進して頑張りたいと思います。
後輩へ
これは一個人の意見なので、完全に正解じゃないし、この意見を受けて入れてもらえなくても全然大丈夫です。でも少しだけ伝えたいことを書こうと思います。
部では沢山悩むこともあるだろうし、全て投げ出したくなることもあるかもしれませんが、あんまり難しく考えないで欲しいと思っています。自分がいないと部が回らないかもしれないとか、自分が部活に入ることを決めたから続けなきゃいけないとか、そんなことは本当に考えなくて大丈夫です。そして作業は義務感でやるよりも存分に楽しんでください!もちろん組織で動く以上好き勝手動いていいわけではありません。期限を守るだったり、遅刻しないだったりそういった部としてのmustの部分は全員が守ることは大事だと思います。それを守った上で部活でこれなら楽しいかもとか、自分結構こういうの好きかもというものをゆっくり見つけてみてください。なければないでも大丈夫です。焦る必要はないです。
そしてもうひとつ、自分をたくさん褒めて認めてあげてください。みんな本当に偉いです。私は後輩から本当にたくさんのことを学びました。もう尊敬できるところばっかりです。新歓なんかは特にですが、時々上手にサボる人の代わりに頑張った真面目な人が損をすることがあります。上手にサボる人たちの代わりを請け負った人たちの小さな頑張りや気遣い、努力は他人から見つけられにくいです。そして賞賛ももらえません。結果が目標に達していないと努力したことにならないという人もいるかもしれませんが、私はそうは思いません。どれだけの時間を費やして全力で挑んだのか、頑張ったかをあなたの尺度で認めてあげてください。もし誰も褒めてくれなくて、自分を認められなくなったら、私がアンミカ並にあなたを褒めちぎります。いつでも連絡してください。
そして最後に、今いる仲間を大切にしてあげてください!引退したら毎日会える関係ではなくなってしまいます!毎日会えるから、デンは会わなくてもいいかあってなりがちですが、デンこそ部員をたくさん遊んでください〜!!もちろん部外の関係も大切にしてください!関係に優劣はつけず、今一緒にいてくれていることに感謝して、周りの人を大切にしてあげてください✨
長々と書いてしまいましたが、引退後もご飯行きましょう!今までわたしとほぼ関わってことない後輩でもいつでも連絡してください!
誰でもめちゃ嬉しいです!
これからも元気にのびのびと部活を楽しんでください!応援しています📣
♫今日の一曲♫
昨シーズンから続けてやっていた企画です。
誰に届いていたのか分かりませんが、一部の人は見てくれていたみたいで、長い間お付き合いいただきありがとうございました。ついに最終回を迎えてしまいました。最後の一曲の選曲迷います。。
心得/Uru
https://youtu.be/tHcrAUllIxU?si=88qMq2muhlUv07EP
辛くなったときに1番寄り添ってくれる曲だと思うので、いつかのためにプレイリストに入れておいてください!
長い間お世話になりました!ありがとうございました!