学年が上がるたびに、毎年自分が1年生のときのその学年の先輩と、自分たちとを比べてしまいます。
4年生になった今は、3学年上の先輩たちを思い出すことが多いです。
大学入学したてだった私にとって、あの時の4年生は本当に大人っぽく見えました。ボートが大好きで、ボート部が大好きで、そんな先輩たちに憧れて入部を決めました。
今の自分はそんなキラキラした先輩になれているのでしょうか。
ボート部に入部してから約3年半、なぜ自分はボート部をやめずにここまでこれたのかを考えてみると、一緒に頑張りたいと思える人、この人のためなら頑張れると思える人がボート部にはたくさんいたことが一番の理由だと思います。
自分以上に頑張っているみんなに刺激を受けて、たくさん支えてもらって、ここまでくることができました。
この組織が、選手を支えるマネージャーという構図ではなく、一緒に戦う仲間として認めてくれる環境だったからこそ、こんなにものびのびと活動できたんだなということを実感しています。
私の自己肯定感が比較的高いせいもあるかもしれませんが笑、
私はこの部活にいて病んだり、自分のマネージャーとしての存在に悩んだことは一回もありません。やめたいと思ったこともありません。
しかし、マネージャーの存在意義や貢献度合の見えにくさゆえに、毎年自分の存在価値に悩んでしまう人もいると思います。大きな組織に所属するが故に自分の与える影響の小ささを感じ、自分がいなくてもこの組織が成り立ってしまうことの寂しさを感じてしまいがちです。でも、そんなことをうっすらとでも考えているかもしれない誰かに少しでも響いてくれることを願って、私がこの4年間を通して考えてきたことを書きます。
マネージャーは選手と違って、タイム目標だったり試合での成績など目に見える形で結果が残ることが少ないです。でも、だからといって目に見える仕事をバリバリこなしている人だけが偉いのではないと私は思います。
バリバリ仕事をこなす人は、みんなの知らないところで違う誰かに支えられているのかもしれない。本人ですら気づいていないけれど、なくてはならない仕事を素知らぬ顔でやっている人もいる。今日あの選手がいいタイムを残せたのは、あなたからの何気ない一言に勇気づけられたからかもしれない。たった一言が、あなたの何気ない行動が、とっさの仕草が、思いもよらない形で誰かに影響を及ぼすことだってある。
だから、がんばっていない自分を責めるようなことは、絶対にしないでほしいと思います。この部活にいる意味があるのかだとか、自分は何をやっているんだろうと悩んでいる人は、自分のしてきたことの大きさに気がついていないだけだと思います。
たとえ形に残っていなかったとしても、あなたがこの部に与えてくれたものは、とても大きい。もしあなたが何か大きな業績を残せなかったとしても、あなたがこの部にいてくれたことによる価値は、たったの4年間だけで決まるものではない。あなたに影響を受けた同期や後輩、またその後輩が何か大きなことを残すかもしれない。そうしたら、あなたがこの部に存在する意味はたしかにあったと言える。
引退したずっとずっと後にも、あなたがこの部にいてくれたからこそ、成し遂げられたたくさんのことが生まれるはずです。
偉そうにこんなことを書いている私自身も、本当はもっとこんなことができたんじゃないかと思うことはたくさんあります。
4年間を少しの後悔もなく終えることなんてできなかった!
それでも、ちっぽけな私でも、誰かに少しでも何か良い影響を及ぼせると信じてここまできました。
最後の最後まで、自分にできることを全力でやる。
積み重ねた努力の先にあるものがチームの勝利であったならば、これ以上に嬉しいことはありません。
大好きなみんなと最後の大舞台に臨めることが本当に幸せです。
最高のインカレにしよう!!
4年S組 今村優花
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ほんとはトップバッターの予定でした。大幅遅延ごめんなさい。
次はちだまゆでした!笑
私にはない手際の良さとパワーと頼りがいを持ち合わせているスゴい人!
ちだまゆに任せておけば何とかしてくれる安心感が半端じゃないです。いつでも前向きにがんばっている姿にとっても元気をもらっていました!
最後のインカレ全力で楽しもう!