こんばんは!
今年度マネージャー長を務めます柴田唯です。

突然ですが、みなさんにとって良いマネージャーとはどんな人ですか?

ひとことで言い表すのは難しいかもしれないですし、100人の部員がいたら100通りの答えがあるのではないでしょうか。

絶対的に優れたマネージャーっていないんじゃないかなと思います。

選手なら艇を早く進められるほど、エルゴを回せるほど優れていると言えるかもしれませんが、マネージャーには明確な評価基準がありません。

例えば、自分はチームのためを思ってやったことでも、実際に何の需要にも応えていなかったらやる意味がなかったということになりかねません。

そして、この取り組みはやる意味がなかったと気付くことすら出来ない可能性だってあるのです。

チームが勝つためにマネージャー組織は存在していると思いますが、どんな結果であれレース後にマネージャーの取り組みの是非を議論することは大変難しいように感じます。

では、勝っても負けてもマネージャーがやってきたことは関係ないのか?そしたら、そもそもいる意味がないんじゃないか?

そんな疑問が浮かぶ人がいるかもしれないです。

実際、血の滲むような努力を日々積み重ねている選手の姿を見てきている私たちだからこそ、自分達の努力を認められなかったり、存在意義を見失ったりするのかもしれません。

初心者集団というのもあって、部を運営していく上で一橋大学端艇部にマネージャーが必要なことはほぼほぼ疑いようのない事実だと思います。

でも、自分という存在が必要なのか?そこで悩む人が多いように感じます。

私は、マネージャー組織にとって多様性はとても大切だと考えています。

良いマネージャーの定義が人によって違うのならば、色んなマネージャーがそれぞれの方向に頑張ることで組織の質が上がるはずです。

みんな理想像が違ったとしても、チームの日本一を目指しているという点が一致すれば良いと思うのです。

もちろん、独りよがりな理想を求めてチームに貢献できないのなら問題なので、部のためになっているかは常に考えていなければならないです。

チームのことを考えた上で、理想像をもって、それに近づく努力をして、マネージャーという立場を、マネージャーをしている自分自身をみんなが好きになることが出来れば、もっと良い組織になるんじゃないかと思っています。

絶対的に優れたマネージャーが存在し得ないからこそ、みんなで力を合わせる意味があるのだと思います。

きっと誰もがマネージャーとしてチームに貢献できるはずなのです。そう信じて努力することに意味があると私は思っています。

来年のインカレでは一橋が日本一を獲るためにマネージャー組織も変わっていく必要があります。

なんだか偉そうになってしまいましたが、まずは自分が成長していくことで組織に良い影響を及ぼせるよう、行動で示していくラストシーズンにします。

MG長 柴田 唯