私は自動車の運転が苦手です。
免許を取得してから1年半くらいになりますが、まだ見知らぬ土地や交通量・車線の多いところは助手席に誰かいないと怖くて運転できません。
車の運転が苦手というより、道を把握するのが苦手です。
ある始点から、右、左、左、右、左…と曲がっていって、終点にたどり着いたとき、さぁ終点からみて始点は何時の方向にあるでしょうか、という空間把握の問題がとても苦手です。
鳥観図が脳内で描き出せないのです。
ついでに地図も読めません。男性脳・女性脳とか関係ない次元で苦手です。
今の自宅に引っ越してからも5日ほど最寄駅からの道順を覚えられず、迷子になっていたのは記憶に新しいです。
言い訳をすると、末っ子で人にべったり頼り続けてきた人生イージーモード人間だったので、誰かの手をつないでいれば目的地にたどり着いていたのです。
だから道を自分で覚える必要も、目的地を見る必要もなかった。
いつだって、私には教えてくれる人、導いてくれる人、目指したいと思える憧れの存在が近くにいました。
その人たちの手につかまって、目的地もわからずいろんなことに取り組んで、助けられながらなんとかここまでやってきて、今の自分があると感じています。
最上級生になったいまでも、未熟で無力な私の手をひいて、誤った道に進まぬようにしてくれる存在がたくさんいます。
だけど、今はそんな私でも、自分が今までそうしてきてもらったように後輩たちの手を(手じゃなくても)引っ張っていかなきゃいけなくなりました。
きっと私が引っ張らなくても、どんどん先に進んでいく子たちはたくさんいます。
組織としては、そうであってほしいとも思います。
教えるって難しいなぁ。
誰かの手を引っ張るなんて、私にはまだできないのかも。
だからせめて、足を引っ張らないように頑張るので、同期二人の隣を歩かせてもらえたらそれでいいかな。
きっと二人は誰よりも前を歩いているから。
2人に追いつければ私も大丈夫な気がする。
しばらく戸田にいないけど、私のことわすれないでね。
関係ないけど光塩生、ボート部はいらないかなぁ~
4年S組 後藤望