今シーズン副マネージャー長を務めます、3年S組鹿野まいです。

私の今シーズンの目標は「強いマネージャー組織を作る」ことです。
ざっくりしてますね笑

マネージャー組織において必要なのは頭数だけで、誰がその業務をやるかは関係ないと思う人もいるようですが、わたしは決してそんなことはないと思っています。
長年かけて形成されてきたHUBCという組織は確かに本当によくできていて、マネージャー1人1人が割り当てられた目の前の仕事をこなせば滞りのない運営をすることが可能です。
でも、それって強い組織でしょうか?滞りのない部活動の運営だけが、マネージャーがチームに与えることのできることなのでしょうか?目の前のタスクをこなすことだけが部活への貢献でしょうか?
漕手が全身全霊で日本一という目標に向かって頑張っている以上、マネージャー組織もそれに見合う、質の高い仕事をするべきだと思っています。強いチームは、「強いマネージャー組織」というサポート体制の上に成り立つと信じて仕事をしています。
だから、ただ与えられた仕事をこなすだけではダメだと思うんです。やっぱり大切なのは頭数だけじゃなくて、人なんだとわたしは思いたいです。

漕手のため、日本一のためであるという目標から逸れることは決してあってはいけません。“やりたいこと”ばかりにとらわれて“やるべきこと”を蔑ろにすることもあってはいけないし、手段を目的化することもいけない。与えられた持ち場で、与えられた仕事をするのは当たり前のことであるはずです。
与えられた業務を全部やっていく上に「自分だからこそ作り出せる付加価値」をつけたものがマネージャーとしての真の価値なのかなと思います。だから、自分の個性をマネージャー1人1人がうまく生かすことのできる組織を作っていきたいと思っています。
世界最古の木造建築である法隆寺は、まっすぐな木材ではなく、一般的に木造建築には使うことのない“クセのある木材”を選び、それらをうまく組み合わせることで千年をこえる強さを生んだそうです。強い組織も、1人1人の個性が、それぞれうまく補完しあい、組み合わせられることで生まれるのかな、と思います。

その役職を担当するマネージャーの代わりはいくらでもいるかもしれない。でも、その人の代わりはどこにもいません。ボート部という組織の主役はたしかにマネージャーではないけど、自分の人生の主役は常に自分だから、自分らしさを大切にできるマネージャー組織にしていきたいです。