一橋大学体育会端艇部4年C組MGの鈴木雅俊です。さいごのまねブログを書きたいと思います。

 

 

この4年間で良くも悪くも、自分を含めたボート部全体の様々な変化を感じてきました。

 

 

まずは、自分の変化から。4年間で自分は何か変わったかなあ。

 

選手のみんなは、ボートもうまくなっていくし、体力も付いていくし、見た目で変化が分かるんだけどな。

って考えたりもしたんですけど正直自分に根本から揺らぐような変化はあまりありませんでした。

 

ボート部には100人以上も部員がいて、同期が20何人もいる。

131年も続いている、OBOGが1000人以上いる部活で、毎日何不自由なく練習が出来て、美味しいご飯を朝早くから食べながらこれだけの部員と共同生活していると、

否が応にも「周囲の環境」という言葉が身にしみます。

周囲に影響を受けて今の自分がある、今のボート部がある、支えられているということが、マネージャーという立場に変わってからはよりいっそう強く感じられるようになりました。反対に良くも悪くも、自分があるから今のボート部があるということも言えると思います。

自分はプラスに働けたかな。

 

 

これまで、

代表幹事のわてくんには、「効率」を教えてもらいました。

マネージャーの仕事の中で、普段当たり前のようにやっていることの中にも、意外と非効率なやり方だったり、何の為にやっているのか分からなくなっているものがあったり...

頭のカタい僕はそれに気づけなかったり、気づかない振りをしたけど、それを気づかせてくれました。

 

会計の河上綾には、「気付き」を教えてもらいました。

一緒にやった新人勧誘・新人練習では、本当にこの方法がbestなのか、少なくともbetterな方法なのか、毎回毎回指摘してくれたり、実はこんな方法もあるよー、とか言ってめっちゃくちゃ画期的な方法を考えだしてくれたり、本当に自分の考えの及ばないところまで気づいてくれたり...一つ一つのプロセスにチェックを入れていくことの大切さに気づかせてくれました。

 

学連のゆうこには、「行動」を教えてもらいました。

もともと自分ではフットワークの軽い方だと思っていたけど、ゆうこのそれはもう段違い!周りを気にしたり、いらんこと考えたりしないで、とにかくやれ!って感じで、やりたくないようなこととか進んでやろうとしているのを見て、自分も頑張ろうって何度も思わせてくれました。いつも面倒なことにも協力してくれてありがとう。

 

同期選手のみんなには、「責任」を教えてもらいました。

せっかくいるんだからこれぐらいのことはやれー!とか、こういうのもやってみたら?とか、枠にとらわれない意見をオブラートに包むことなくどんどん言ってくれて、そのおかげで、自分の担当する役職の仕事だけではなくて、それ以外全体に責任をもって動こうと思えました。

 

先輩や後輩、部の関係者の方々にも大変多くのことを教えていただきました。

 

 

ボート部全体の変化。

良くも悪くも「日本一」だったり、「勝つ」ってことが近くに感じられるようになってきたと思います。

 

いつかのブログ(2010くらい?)を読んでいたら、一橋が「日本一」になる=「異常」なこと、だから自分たちも異常にならなければいけない、って書いてありました。

だからこその2012年スローガン「go nuts!!(≒バカになれ!)」だと思います。

しかし今では、素人集団とは言えど、チームのアスリートしての意識も高まってきており、良いか悪いかはともかくスマートになってきたと思います。日本一になる、勝つってことが常に実現可能な目標として捉えられるようになったってことだと思います。

だからといって、現状に満足してはいけない、そこで2016シーズンのスローガンは「No Limit〜常識革命〜」に決めました。

 

変わってないように思っていたけれど、こんな感じで、意外とボート部は常に変化しているんだなあとしみじみ思いました。

 

その時々の代の部員がこういう変化を生み出してきたと思うので、これからも後輩たち頼みます。

 

 

こういう「周囲に影響を受ける」とか「現状に満足せず変化を生み出す」とかってボート部でしか出来なかった経験なのかな、とふと思うこともありました。

でも、みんながいてみんなと過ごす一橋ボート部で4年間やってきたからこそ今の自分があるということは間違いないので、今では自信を持って肯定できます。

 

 

我ながら気持ち悪い文章ですね...。

 

 

2個上の先輩が最後のレースの前に全体ミーティングで話していたことが思い出されます。

人は終わりを意識すると無意識に手を抜いてしまう、だから「最後」のレースと意識せず「最高」のレースにしよう。という話だった気がします。

 

最後ではなく最高に。

 

(次はだいひょうかんじです)

鈴木 雅俊