こんばんは。
こうへいです。
今日はとある販売の成功例をシェアします。
そこにみなさんも「売り方」のヒントがあるかもしれません!
「ごはんですよ」
「食べるラー油」
一度は見たことある商品ではないでしょうか?
創業100年以上の老舗「桃屋」も
2013年ごろは売り上げの低迷に苦しんでいました。
2009年「食べるラー油」で大ヒットした桃屋ですが、
ブームが過ぎた3年後には営業利益は
ピーク時の5分の1まで落ち込んでいたんです。
なんとかして売り上げを戻そうと、
新商品の開発に躍起になる社員。
その中で社長は
新商品を開発するのではなく、
既存の商品を売って売り上げを伸ばすこと
を考えていました。
そんな社長がとった行動は
自らスーパーの試食販売に立って、
既存の商品を売ってヒントを探すことでした。
この時奥さんも一緒に試食販売を行っていたらしいのですが、
なぜか奥さんの方が社長より何倍も売っていたのです!
同じ商品なのになぜそんなに差があるのか不思議ですよね。
奥さんはこんな感じに売っていたらしいです。
奥さん
「今冷蔵庫に何が余っていますか?」
お客さん
「牛肉が余ってます」
奥さん
「だったら、今晩は牛肉の炒め物なんかいいんじゃないですか?」
お客さん
「いいですね♫」
奥さん
「炒め物なら味付けザーサイ(桃屋の商品)がおすすめですよ!
牛肉と炒めるだけで完成するので、野菜を準備しなくていいですし、
味付けもいりません。すごい簡単で美味しいんです♫」
お客さん
「美味しそう!これは楽ですね。
ひとついただこうかしら」
つまり、商品の紹介はほとんどしないで、
実際に桃屋の商品がどう使えるか、
具体的な使い方のイメージを紹介していたんです。
「自分たちにとっては当たり前の使い方も、
お客さんは知らないんだ・・・。
知らないということは
自分たちが商品のことを伝え切れていないということだ」
そう社長は反省したといいます。
そこからヒントを得た桃屋の社長は、
新しい売り方を全社に導入しました。
「桃屋の調味料を使ったレシピ」
を営業ツールとして営業にスーパーへ交渉や、
試食販売のセールストークにしたんです。
そこからみるみる桃屋の
既存商品の売り上げは伸びていき、
2020年には140億まで上昇。
利益も7期連続増収・増益を続けています!
なかなか商品が売れないと
ビジネスを変えたり、新しいモノを作ることにシフトしがちですが、
新しいことに挑戦することは簡単ではないです。
今回の事例のように、
商品を変えずに売り方を一工夫することで売り上げが伸びるかもしれませんよ!
では、今日はここまで。xx