2016年夏、2017年秋、2018年秋と、3年連続で(3回)
中国の嵩山少林寺に行ってまいりました。
少林寺旅行の目的は日中気功武道交流と修行です。
その修行旅行の中での修行のひとつに達磨洞まで登る、というものがあります。
達磨洞は、達磨大師が、その洞窟の中で9年間「面壁」(坐禅を組んで壁と向かい合い瞑想)した、或は
「壁観」(「壁のように動ぜぬ境地で真理を観ずる禅」のこと)を
したとされている場所です。(諸説あり)
↓達磨洞
毎回、達磨洞への道はキツイものです。
2016年8月は真夏の激暑の中、本当にバテながら登りました。
2017年10月は秋とはいえ、日本よりかなり寒くなるのが早い標高の高い地域で、
日本でいうともう12月末のような、しかも、山の気候の中で、
空気が冷たい中登りました。歩いていると暑くなるので、
ひんやりしているぐらいが気持ちは良かったですが、
登った上のほうで、止まると、汗が冷えて寒くなります。
2018年秋は9月で、まだ涼しくはなかったですが、比較的登りやすい
気温・天気の中登りました。
過去3回登った時の写真と共に
達磨洞へ登った様子をお伝えします。
達磨大師が面壁したと言われる達磨洞まで
全日本少林寺気功協会の皆さんと共
山を登って、
達磨洞の中で坐禅し瞑想させていただく、という修行です。
とても貴重な体験をする事ができました。
↓少林寺の脇の小道、
ここから達磨洞へ向かう道を歩き始めます。
↓最初のほうはなだらかな勾配の坂道を歩いていきますが、
遠く、上のほうに、急な階段が見えます。
あの階段を上ることになるのです。
↓階段が始まりますが、まだ角度はなだらか
↓階段を上がり始めても、まだまだ急な階段は遙か遠く、向こうに見えます
↓遙か山頂には白い仏像が小さく見えます
↓階段の小道を歩いていくと、少しづつ、急な階段が近づいてきます。
↓急な階段の中でも長い、ひと続きの階段
急な階段がいつもながら心拍数が上がってきついですが
何といっても景色の良さと、達磨洞に辿り着くんだ、という
目標のおかげで、何とか頑張る事ができます。
ひたすら、急な階段を、時々休みながら登っていくと・・・
↓達磨洞のある場所に辿りつきます。
↓達磨洞の入り口
↓達磨洞の前で(2018年9月)
↓達磨洞の中へ
↓達磨洞の中で坐禅を組んで瞑想させてもらいました。
全日本少林寺気功協会の秦 西平先生の特別なお計らいで、
毎回、達磨洞の中で坐禅を組んで瞑想をさせてもらうという
恵まれた体験はこの上ない至福の時です。
全日本少林寺気功協会の皆さんと一緒に、
ぎゅうぎゅう詰めに洞窟の中に入って坐禅を組み、
長くても20分くらいではありますが、私の場合は
(↓ちょっと大げさな表現かもしれませんが(*^.^*;)ゞ素直に感じたままを言うと)
この達磨洞のある嵩山少林寺と、さらには自然全て、
宇宙全てと一体化するような気持ちで瞑想に入ります。
初めてこの達磨洞で坐禅を組んだ時は、
「ああ、こうやって達磨大師もここで坐禅を組んでいたのか」と
少し感情が先行して、まるで、自分が達磨大師になったような
(↑こちらも大げさな表現ですがf(*^_^*;))
気分になって、ずっとこの洞窟の中にいるような気持ちになりました。
2回目に嵩山少林寺を訪れて、再び達磨洞の中で
坐禅を組んで瞑想した時は、山、自然、宇宙といったものに
包まれているような感覚になりました。
3回目、2018年また再び山を上り達磨洞で瞑想し
頭の中に光が何回もフラッシュのように見え、過去と通信しているような感覚になりました。
タイムスリップしたような感覚、フラッシュバックのように嵩山少林寺を取り巻く色んな時代が見えたような感覚になりました。
気持ちの問題、ただの錯覚と言われるかもしれませんが、
瞑想するのに、ここは特別な感覚になれる場所であることには違いありません。
達磨洞で坐禅・瞑想した時の感覚は、人により様々なようですが、
皆さん何かしら特別な感覚がするようです。
私自身の感覚も毎回少し違いますが、自宅などで坐禅する時より特別な感覚になります。
↓近くの武術学校の生徒さんが達磨洞への道を往復走ったりしてトレーニングしています。
私が、ふうふう言いながら、やっと達磨洞まで上ったのですが、
武術学校の生徒さん達は、何回も往復しているようで、
途中で抜かされたり、あれ?また見かけた、という事がありました。
走って暑くて、上半身裸になって走っている生徒さんもたくさんみかけました。
↓ふもとに戻ったところ、武僧服を着た子供達が走ってトレーニングしています。
少林寺の周りには、たくさんの武術学校があり、たくさんの学校の生徒さん達が走ったり、
行進したり、トレーニングをしているのを本当にたくさん見かけました。
武術学校関連については、また別の機会にお伝えしたいと思います