さあ、花蓮の旅に出発しましょう。

まずは、台北から台湾鉄道の特急に乗って、花蓮へ。約2時間の旅。台北の街を抜けると徐々に車窓の風景が変わっていく。高いビルも見えなくなり、山と川の風景が広がる。海線に乗れば、途中から目の前に太平洋が広がる。

列車は日本製の新型列車。振り子列車という横揺れが激しい列車。シートは、偶数席と奇数席とに分かれている。だから、1番の座席の横は3番、2番の席の横が4番になる。

車内は冬でも冷房が効いている。とにかく、冷房が効きすぎている車内なので、夏場でも薄手の長袖はあった方がいい。

 

台北からわずか2時間で花蓮に到着。そこはもう別世界。

列車を降りて改札口へと向かう。出口は1階にある。晴れた日などは、この改札口を出た瞬間、目の前が一気に明るくなり、眩しく感じる。空気が澄んでいる分、太陽の明るさも違う。もちろん、その分、陽射しの強さも半端ではない。「花蓮の太陽は人を食う」と言われている。

決して日本や台北と同じように考えていてはダメだ。花蓮の太陽をなめると、後で大きなしっぺ返しにあう。

夏場は、帽子にサングラス、薄手の長袖は必需品。「夏場っていつから?」という質問をよく受けるが、通年だと、4月中旬から10月上旬までだと思って頂ければいいだろう。

 

改札口を出ると、ほとんどの日本人観光客が目指すのはトイレ。トイレは改札口を出て右手に進めばすぐにある。実は今の花蓮駅の駅舎は、2019年に完成したばかりの新しい駅舎。だから、きれいだ。駅のトイレもきれい。お掃除のおばさんがまめに掃除をしてくれているおかげで、本当にきれいなトイレだ。トイレの美しさはその国の生活水準を現すと言われるが、そういった意味では、花蓮駅は合格だ。

 

花蓮を觀光する場合、いくつかの方法がある。タクシーをチャーターする方法。バスを利用する方法。ドライバー付きガイドをチャーターする方法。レンタルバイク・自転車を借りる方法。どの方法も一長一短ある。

 

まず、タクシーだが、最初に値段交渉をする必要がある。値切ることは出来るが、値切った分、サービスは低下すると思った方がいい。また、日本語は出来るが、日本語を理解出来ないドライバーがほとんど。すなわち、ドライバーが正しいと思っている日本語を一方的にしゃべるが(時には意味不明な日本語も出てくるという意味)、こちらが質問したことには、???の答えが返ってくることが多い。

タクシー乗り場は、改札口を出て右手に進んで行けばある。

 

次にバスだが、台北や高雄の様な大都市とは違い、本数も多くないし、路線も多くない。観光用のバスも出ているが、日本語での解説は一切ない。バス乗り場は、改札口を出て左手にある。

 

ドライバー付きガイドのチャーター、これはすなわち、ドライバーがガイドをしながら、観光地を案内してくれるものだ。値段はタクシーチャーターに比べて少し高いが、花蓮の旅を楽しみたいのならば、これが一番のお薦め。どうやって、予約するかだが、必要な方は、以下に連絡すればいい。日本語で対応してくれるから安心だ。

https://hualien6.webnode.jp/ 

 

最後に、レンタルバイク・自転車を利用するほうほうだが、自転車は別として、バイクに関しては、次の事を注意した方がいい。

それは、万が一、事故に巻き込まれた時の事だ。被害者の場合はまだしも、加害者になった時は本当に厄介だ。相手によっては、事故問題が解決するまで、あなたの出国を禁止するように裁判所に求めることがある。これは意外と簡単に認められ、すべての問題が解決するまであなたは日本へ戻れなくなる。普通の追突事故の場合でも、その場での和解が成立しなかった場合は、最低3か月は問題解決にかかる。3か月で解決すれば早い方だ。

私も過去に被害者になったことがある。相手に100%責任がある事故だったが、賠償金を支払ってもらうまでに、1年以上の時間を費やした。

日本の常識は一切通用しないという事を忘れてはならない。台湾といえども、やはりここは外国。私たち日本人は外人なのだ。

 

さあ、あなたはどの方法で花蓮を旅するのでしょう?

 

~つづく~