風邪をひきました | 助産師uticoが伝えたい 未来のいのちのために いまできること

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助産師uticoです^^
2019年9月、結婚を機に福岡から東京に拠点を移しタイトルも更新しました♡
夫と生活する中で感じたことを助産師目線でお伝えできればと思っています。

そういう電話が妊婦さんからかかってきました


風邪って何なのか知っていますか


定義づけるのが難しいけれど、主にウイルスの感染による上気道炎症状がある病気で、のどや鼻に症状が出る局所的なものから、発熱や倦怠感など全身症状が出るものまで様々


たいしたことなさそうな風邪でも病院に行く人は、抗生物質を処方されることがあると思うんですが


抗生物質は細菌に対して効果があるお薬で


ウイルスに対しては効果がない


呼吸器学会も、風邪に対する抗生物質の処方は控えるべきという指針を出している


免疫力があっても、ひくときはひく風邪


では、風邪のときはどうしたらいいのか


身体によいと言われるものを食べて暖かくして寝る


これに限る


むやみにお薬は使わない


熱が出たとしても、解熱剤はできる限り使わない


なぜなら、人間の身体は体温を上げることで免疫力を上げているから


病原菌に対して働く白血球というものは、体温が1度下がると働きが30%低下し、体温が1度上がると5~6倍の働きをする


敢えて熱を出すことで、身体は病原菌と戦っている


それをお薬で下げてしまうことは、病原菌にとっては大変有利


ただし、高すぎる熱や、幼児などの高熱は注意が必要なので、場合によっては解熱剤が必要になることも


また、妊婦さんは使えないお薬があり、特に解熱剤の使用には注意が必要


でも、ママの熱が上がると羊水が熱くなり、赤ちゃんにとってはお風呂のお湯をどんどん沸かされている状態に


そういうことにならないよう、風邪のひき始めには


身体によいと言われるものを食べて暖かくして休んでください


あ、そうそう


さらっと体温と白血球のことを書きましたが


つまり、平熱が高い人ほど免疫力があって、低体温の人は免疫力が下がっているという理屈もわかりますよね


平熱が低い人が多くなっていますが、体温上げましょう


ちなみに、私の平熱は36.7℃くらい


それでも、今は鼻風邪ひいて、ティッシュ箱が手放せません


暖かくして休みま~す