ヨダレカケです。
総合博物館のサテライト第四弾として理学研究科サテライトがオープンしました。



展示スペースには、世界1位の収蔵数を誇る蘚苔類の標本群「HIRO」の一部と、中国地方から産出した岩石・鉱石の標本が所狭しと並んでいます。



ロビー脇の壁面には、「リアルタイム地震計測システム」が見れます。日本全国で発生したリアルタイムの地震が、視覚的に確認できます。



その横には、コケの壁面緑化展示です。ヒートアイランドに効果があるそうです。見た目にも実に味わいのある美しさを会場に与えてくれています。伝統ある本研究科の植物研究の成果を活用した展示でもあります。



通路には、各専攻の研究内容を紹介する専門的なパネル展示です。



記念講演会の様子です。主催者である、当館岡橋館長のあいさつです。

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理学研究科 清水研究科長のご挨拶です。



会場には、52名ものご来場を頂きました。




まずは、岩石・鉱石の展示をしていただいた宮本先生のご講演です。中国地方の地質や、プレートテクトニクスなど大きな話から身近な話まで、ご解説頂きました。



次は、コケ研究の権威、出口先生に「コケ研究の70年」について、お話頂きました。



世界的に有名なコケ標本群の基礎を作られた堀川先生の逸話などを交え、標本管理の希少性・重要性、コケの活用についておもしろおかしく、ご講演頂きました。



恒例のギャラリートークです。奥では、宮本先生が岩石をケースから出されて説明されています。



サテライトオープンに合わせて、理学研究科が整備した「展示室」です。被爆した旧文理科大学の壁面やジオラマ、顕微鏡、カメラなどの実験器具など約100点が展示してあります。



この度のサテライト整備でお世話になった理学研究科の平谷先生の解説にも力が入ります。



コケの壁面展示も、最後まで熱い議論が繰り広げられました。これからは、各部局の自主性を尊重しながら、サテライトの充実を図っていく予定です。