ヨダレカケです。
毎月実施している魚類相調査に行ってきました。先月は、雪の中でした(笑)が、昨日は幸いなことに晴れていました。水温は11.6℃。水中では、全身から体温が奪われていきますので、この水温では1時間ほどの調査が限界です。

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水面に浮かんでの一枚です。これから潜水する岩礁が見えます。

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垂直潜行しますと、砂地一面にフクロノリが。。。秋まではこんなには見られなかった藻類です。

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その脇には、おおきなアメフラシです。30cmくらいあります。触ると紫色の液体を放出します。昔は、この液体で染め物をしていたそうです。

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本館でもお馴染みのコブダイの子供が、岩の隙間に隠れていました。多くのその他のベラ科の魚は、冬眠していますが、コブダイは、「寒鯛」と言われるだけあり、寒い時期でも元気です。

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キヌバリの子供も、全長40-50mmほどに成長しています。背骨や内臓が透き通って見えて綺麗です。

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なんと!メバルの赤ちゃん第一陣の到着です。年明けくらいに生まれたものでしょうか?およそ10尾ほどが群れていました。これからどんどん増えていき、春の藻場には数千ー数万尾の群れが出現します。

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最後は、ニクハゼの幼魚です。浅瀬の砂の上にのみ見受けられました。このような場所も一時的な来遊者には貴重な住みかとなるようです。こんな寒い海のなかでも着実に春の到来が見受けられました。生き物はやはり、凄いですね。