ハニ丸です。
先週末の土曜日、埋蔵文化財調査室サテライトのオープンに合わせて記念講演会を催しました。会場は80人を超える出席者で一杯、主催者側にはうれしい誤算?でした。長年埋蔵文化財調査室に貢献された河瀬正利名誉教授の講演の後、サテライトの展示、本館の臨時展示、さらにキャンパス内の遺跡見学と盛りだくさんの内容でした。埋蔵文化財調査室のスタッフの皆さんの周到な準備にも心打たれました。

さて、ここからがハニ丸が当日考えたこと。河瀬先生のお話にあったように、大学博物館は一般の博物館と異なり、展示以外の、大学の研究との接点こそが重要となります。それゆえ、無尽蔵とも言える大学の研究資源を熟知し、コーディネーションを図る能力こそが大学博物館に求められていると言えるでしょう。確かに、本博物館のスタッフはこの間、大学を縦横に走り回ったおかげで、広島大学の研究が実感としてよくわかってきました。部局の壁が厚い大学の現状の中で、文系、理系関係なく動き回っている博物館の活動は貴重と言えるのではないでしょうか。