前回からの続きです。
富士山山頂です。
眺望が全くなく雲の中・・・下界も見えません。
「バンザーイ!バンザーイ!バンザーイ!」
いたるところから万歳三唱が聞こえます。
富士山登頂ツアーの方々とガイドさん。
これでやっと山頂に来たんだなあって実感!
いっしょになってバンザーイ!ってやればよかった・・・
途中から我が家と同じペースになったグループ。
ガイドさんの説明が聞こえたのですが、これがなかなか面白くって良い。
盛り上げ上手、話し上手。
疲れを忘れさせ飽きさせないで山頂に導くプロですねえ。
ガイド付きツアーだと楽しさ倍増かも!って思いました。
左は通常の御朱印。
右は申年限定の御朱印。
各¥1,000です。
富士山信仰では今年2016年は小縁年の申年です。
次回の「庚申御縁年」は2040年ですが、12年に一度訪れる「申年」を「小縁年」と呼んでいます。
他の干支に比べるとめでたい年とされ、ご利益があるといわれてます。
それで申年限定の御朱印です。
また御朱印用の「朱」は富士山の赤い土(溶岩を砕いた粉)を混ぜているので茶色に近いのも特徴とのことです。
私はこれ目当てに登ってきたようなもんです。
山頂の売店の通り。
お、うわさの山頂自動販売機。
ペットボトル飲料500円。
他の山でもこのくらいだし持ってくる労力を考えると納得かな。
次は富士山頂郵便局へ。
事前に用意したハガキを出しました。
ここで雨が土砂降り・・・。
だんだん寒くなってきました。
頂上浅間大社奥宮(頂上奥宮)
郵便局からすぐです。
こちらも、
左は通常の御朱印。
右は申年限定の御朱印。
各¥1,000です。
久須志神社とデザインが一緒です。
雨がひどくなるし手袋しても指先はしびれるほど寒い。
眺望もありません。
でもここまで来たので、剣が峰へ向かいます。
途中、雲の中からエンジン音。
なんだかカッコイイ!
ブルドーザーに貨客室をくっつけたような。
大型のタイプです。
前のブレードも箱をくっつけてます。
前方は死角だらけで見えないだろうなあ。
物資と人を乗せてるのでしょう。
後ろは座席になってます。
乗っているのは売店関係者でしょうか。
そういえば各売店や山小屋に大小いろんなブルドーザーがありました。
ブルドーザー道を下山してます。
ゆっくりなのでどのくらいの時間がかかるのでしょう?
雲に消えていく様は映画みたいです。
あれに乗って登頂したいとは思いませんが、運転はしてみたいです。
剣が峰まで登りはズリズリ滑る、歩きにくい道。
富士山特別地域気象観測所が見えました。
かつて富士山レーダーがあったところですね。
富士山剣ヶ峯 標高3776.12m!
日本で一番高いところ。
正直、富士山に登るって数年前まで全く考えてなかったので、この歳になって初登頂とは。
しかし雲の中でまったく眺望がないので、感動や実感がありません・・・
このまま時計回りにお鉢巡りをして一周しました。
一周して須走口下山道に入るころ娘に異変が。
「頭痛い~」
歩くペースも落ちてきました。
高山病のようです。
あとは下山のみですので頑張って降りましょう。
娘のゆっくりペースに合わせていたのですが、今度はワタクシの体に異変が・・・。
レインウエアを着て汗がボタボタと流れ出ているのに、寒さと雨で喉が渇かずほとんど水分を摂ってなかったのです。
だるさと悪寒・・・。
やばい、これ脱水症状だ・・・。
急いで水を飲んでも改善されません。
ゆっくり下山。
砂走りも慎重に・・・。
雨で砂が重く、ガイドブックに載っているような一歩下りたら三歩分なんてことはありません。
娘は高度が下がって頭痛が治った様子。
ワタクシは悪寒が治りません。
砂払五合目の「吉野屋」。
娘の自由研究のため山頂でフタをした、空のペットボトル。
ここの標高2,230m。
山頂から1,546m下るとこれだけへこみます。
下までいくともっとぺちゃんこになるでしょう。
須走口五合目に戻りました。
看板イラストが時代の流れを感じます。
ところで、ワタクシの悪寒はとまりません。
シャトルバス内の冷房も異常に寒く感じます。
むしろ暖房にしてほしいくらいで、なかなか回復しません。
駐車場に戻り、すぐ「道の駅すばしり」でアイソトニック系の飲料を買って飲みました。
お腹も空いているはずなのに食欲も全くありません。
小一時間ほど休むとだんだんとだるさも軽減して、楽になり運転できるようになったので出発。
自宅に着くころはほぼ治りました。
こうして記事にしてますが・・・
実は、脱水症状になったのは初めて。
自覚症状出てから水分補給しても遅いです。
どんなに寒くて喉が渇かなくても水分補給の重要さを改めて実感しました。
下山2日後に、山頂から出した自宅宛のハガキが届きました。
「富士山頂」の消印です。
雨で眺望にも恵まれず富士山の魅力を満喫したとは言いがたい登山でした。
いつか山頂からの雄大な景色を見たいと思うのですが次回はいつになることやら・・・。
























