インターン中です。

 

 

今日もまたインターンが終わり、家について親の作ってくれていたすき焼きを食べていた。

 

インターンでの課題が出遅れているのでなんとか優秀賞を取ろうと、今日の夜は課題に取り組もうと思っていた。

 

母親から電話がかかってきた。

 

 

 

祖父が他界した。

 

 

 

覚悟はできていたのだが、驚いた。

 

そして、祖父が他界しても涙は出ないと予想しており、その通り涙が出なかった。

 

母に事故しないようにと伝えて迎えを待った。

 

 

迎えがきて、車に乗った。

 

30秒ほど進むと、路上におばあさんが倒れていた。

 

裸足で傷だらけ、認知症であると経験からすぐわかった。

 

近くにいる人が助けてくれた。

 

祖父は心臓マッサージされていると連絡があり、母親は急いでいた。

 

自分は正直、もう無理なんだと期待していなかった。

 

まだ涙はでていない。

 

 

 

病院についた。

 

心臓マッサージされている祖父がいた。

 

母親と兄は飛びついた。

 

号泣していた。

 

気づいたら、自分も泣いていた。

 

もらい泣きなのかもしれない。

 

まだ自分を疑っていた。

 

手をにぎり、おじいちゃん、お父さんと呼びかける母と兄。

 

自分は黙って手をにぎり、その感触を覚えておこうと思った。温かいうちに。

 

 

9時36分、祖父の死亡が告げられた。

 

母がもう心臓マッサージを止めたからだ。

 

その宣告は聞きたくなかった。

 

もう無理だと内心わかっていたが、聞いた瞬間涙があふれた。

 

 

 

そもそもなぜ泣かないと思っていたのか、

祖父はもうボロボロで母に介護として迷惑をかけていた。

 

母は心身ともにボロボロになる日々で、

見ていて本当につらかった。

 

そして助けようとしない自分も悲しかった。

 

兄は献身的に助けており、劣等感を抱いていた、

 

祖父を見るとそんな思いがあった。

 

だから祖父を余計避けた。

 

何を話せばいいかもわからなかった。

 

よい思い出も思い出さないようにしていた。

 

絶対泣けないと思っていた。

 

そんな自分が嫌で、泣ける映画をあえて見て、なく自分に安心しようとしていた。

 

 

 

 

 

母はずっと泣いていた。

 

祖父は体をきれいにしてもらった。

 

そのきれいになった顔を見たとき、

死の美しさを知った。

 

そんなことを真剣にあの場で考えている自分に嫌気がさした。

 

 

 

 

手を握り、祖父の顔を見ていた。

 

なぜか、祖父との思いでに素直になれた。

 

最後の笑顔を思い出した。

 

 

 

インターン初日、

スーツをびっしりきていつものように挨拶せずに家を出ようとした。

 

母に止められ、祖父へ挨拶しに戻った。

 

内心、めんどくさいと思っていた。

 

インターンいってくるわ、とたんぱくに話した。

 

祖父は何のことかわからないので母が説明してくれた。

 

おそらく何のことかわかっていないが、

 

祖父は笑顔で

 

 

そうか、がんばれ

 

 

といってくれた。

 

 

そのことを鮮明に思い出してきた。

 

涙が止まらなくなった。

 

タイミングはおかしかったが涙は止まらなかった

 

ばれないように口呼吸し、鼻水は垂れ流し、ただ涙を流した、

 

そこから30分ほどは泣いただろう。

 

悔しかった。

 

 

 

 

 

 

霊柩車に乗り、葬式場につき、一通り線香をあげた後、自分から帰るといった。

 

 

インターンで最優秀賞をとるためだった。

 

 

 

 

この日を忘れたくない。