今回勉強したことは臨床推論(クリニカルリーズニング)についてです。
クリニカルリーズニングについてのこれまでの私の考えは,評価して解釈,そして治療の選択をすればいいんでしょ?
そんな感じで簡単に考えていました。
認定理学療法士協会指定研修の資料によれば
臨床推論とは…
『対象者の訴えや症状から病態を推察し,仮説に基づき適切な検査法を選択し,対象者に最も適した介入を決定していく心理(認知)過程』と記されています。
ふーん。まあそうだよね。
って最初は軽く流していました。
これを噛み砕いていくと
①対象者の訴えや症状から病態を推察
⇨事前の情報収集(診断や障害,画像情報,年齢,病前の能力,社会参加など)や問診,観察(動作や高次脳),そしてスクリーニングを行っていく。
②仮説に基づき適切な検査法を選択
⇨①で得た情報とこれまでの経験や知識をもとに仮説(対立仮説を含む)を立て検査項目を選択し,検査測定を行う。
③対象者に最も適した介入を決定する
⇨現象と検査結果を統合し解釈していく。そして問題点を抽出し,予後予測や対象者のneedから目標を設定(パターナリズムにならないように)する。目標を達成するための主な課題と治療戦略を立てプログラムを実行する。
⇨実行したプログラムによる治療効果の評価をし直しPDCAサイクルを遂行していく。
こんな感じで噛み砕いたんだけど
個人的に注目したのは対立仮説とパターナリズム
実際に臨床を行う上で,大体考えと相違はなかったけど,対立仮説とパターナリズムにならないように介入することを意識していたかということ。
無意識のうちに自分の得意分野の治療法を選択しやすい仮説を立てていなかったか?統合や解釈も歪んでいなかったか?パターナリズムな治療になっていなかったか?
ハマったら効果は出やすい
けどハマっていなかったとき,効果が出ていなかったとき的確な再評価ができていなかったんじゃないか?
実際はそんなつもりはないけど,無意識下でそういった選択が起こりうる恐怖を感じた。
臨床推論について噛み砕いてよかった。
明日からもっともっともっと頑張ろ
下手くそな文書ですいません笑
おやすみなさい。