声に出して言えない

助けがないと 泣けない

理由なしに死ねない


ほとんどの瞬間 僕は気をまぎらわしている


ささる。ぬく。ささる。ぬく。ささる。ぬく。ささる。ぬく。

脳なし空っぽの僕に材料を放りこむだけで

次々に製造される新しい空想

ありがたい ありがたい

僕はここでは 大きな工場


足早な王子の不親切な後ろ姿は水色

こっきり こっきり 滑稽なリズムを刻む

逃げる王子は弱気

進む王子は強気

僕の視線があるだけで彼はいつでも強気

見られる王子は愛されてるから