激痛を伴う赤い発しん、帯状疱疹。
日本人の6人に1人がかかると言われる身近な病気です。
発しんの皮膚表面を電子顕微鏡で調べてみると、
「水ぼうそう」のウイルス
が存在します。
ところが帯状疱疹患者さんに聞いても、
水ぼうそうの子どもは側にはいません。
水ぼうそうは10日ほどで治りますが、
実は、その治った瞬間が帯状疱疹の始まりとも言えるのです。
水ぼうそうに感染したときに働くのは、免疫。
水ぼうそうウイルス専用の免疫が作られ、あっという間にウイルスを退治してしまいます。その「専用の免疫」のおかげで、
水ぼうそうには2度とかかりません。
ところが、免疫が水ぼうそうのウイルスを退治しても、
実は一部のウイルスは遺伝子の形で体内に潜伏し続けています。
その場所が、神経細胞が集まった「神経節(せつ)」です。
潜伏していたウイルスは、免疫の働きが弱くなった頃を見計らって、
再び姿を現し増殖を繰り返します。それが神経に沿って、
神経細胞を傷つけながら皮膚に達するので、帯状疱疹はおび状に、
左右のどちらかだけに、しかも痛みを伴って現れるのです。
発しんが治っても、長期にわたり痛みがなくならないことがあります。
そのメカニズムはまだよくわかっていません。
繰り返し強い痛みを感じるうちに、せき髄で痛みの回路が作られ、
「触った」という感覚さえ「痛み」に感じてしまうとも考えられています。
水ぼうそうのウイルスは、発しんができてからおよそ1週間でピークとなり、
その後急激に減少します。本来なら、痛みも徐々に治まるはずですが、
半年、1年と長期間にわたって痛みが消えない人がいます。
これを「帯状疱疹後神経痛」といい、神経の病気と考えられています。
3か月までの比較的初期の患者は、「神経ブロック」という局所麻酔薬を使った治療を行います。一時的に神経を麻痺させることで、
痛みの回路ができることを阻害するのです。
それでも痛みが残ってしまう患者には、「脳や神経が痛みを感じにくくする薬」での治療が中心となります。
1ヶ月ほど前に某大病院でブロックをやってもだめ、神経痛の薬でもだめな
患者さんが来院。
ある有名な漢方薬を処方しましたら、痛みは3日くらいで軽くなり
昨日ついに「完治した」と喜んで帰られました。
いわゆる原因不明の症状、不定愁訴などにはわずか数百年の
西洋医学は歯が立ちません。
4千年以上の歴史を持つ経験医学、漢方医学など
先人の知恵に学ぶ点はまだまだ多いと実感させられます。
日本人の6人に1人がかかると言われる身近な病気です。
発しんの皮膚表面を電子顕微鏡で調べてみると、
「水ぼうそう」のウイルス
が存在します。
ところが帯状疱疹患者さんに聞いても、
水ぼうそうの子どもは側にはいません。
水ぼうそうは10日ほどで治りますが、
実は、その治った瞬間が帯状疱疹の始まりとも言えるのです。
水ぼうそうに感染したときに働くのは、免疫。
水ぼうそうウイルス専用の免疫が作られ、あっという間にウイルスを退治してしまいます。その「専用の免疫」のおかげで、
水ぼうそうには2度とかかりません。
ところが、免疫が水ぼうそうのウイルスを退治しても、
実は一部のウイルスは遺伝子の形で体内に潜伏し続けています。
その場所が、神経細胞が集まった「神経節(せつ)」です。
潜伏していたウイルスは、免疫の働きが弱くなった頃を見計らって、
再び姿を現し増殖を繰り返します。それが神経に沿って、
神経細胞を傷つけながら皮膚に達するので、帯状疱疹はおび状に、
左右のどちらかだけに、しかも痛みを伴って現れるのです。
発しんが治っても、長期にわたり痛みがなくならないことがあります。
そのメカニズムはまだよくわかっていません。
繰り返し強い痛みを感じるうちに、せき髄で痛みの回路が作られ、
「触った」という感覚さえ「痛み」に感じてしまうとも考えられています。
水ぼうそうのウイルスは、発しんができてからおよそ1週間でピークとなり、
その後急激に減少します。本来なら、痛みも徐々に治まるはずですが、
半年、1年と長期間にわたって痛みが消えない人がいます。
これを「帯状疱疹後神経痛」といい、神経の病気と考えられています。
3か月までの比較的初期の患者は、「神経ブロック」という局所麻酔薬を使った治療を行います。一時的に神経を麻痺させることで、
痛みの回路ができることを阻害するのです。
それでも痛みが残ってしまう患者には、「脳や神経が痛みを感じにくくする薬」での治療が中心となります。
1ヶ月ほど前に某大病院でブロックをやってもだめ、神経痛の薬でもだめな
患者さんが来院。
ある有名な漢方薬を処方しましたら、痛みは3日くらいで軽くなり
昨日ついに「完治した」と喜んで帰られました。
いわゆる原因不明の症状、不定愁訴などにはわずか数百年の
西洋医学は歯が立ちません。
4千年以上の歴史を持つ経験医学、漢方医学など
先人の知恵に学ぶ点はまだまだ多いと実感させられます。