一般的には「体重が重い=肥満」と思われがちですが、
医学的には「体の中に脂肪が多すぎる状態」を肥満といいます。

ただ、体脂肪は簡単に測れないし、家庭用の体脂肪計は

ばらつきや測定時間による変動が大きいのが問題です

<BMI値>

いまさらですが、
 肥満度を表す指標にBMIというものがあります。
BMI=体重(kg)÷身長(m)2

これは1999年にWHOで基準が発表されていますが、
18.5から25までが正常範囲とされています。

 ただし、これはあくまで統計的に病気になりにくい範囲を表しているもので、

スタイルが良い云々ではありませんのでお間違いなく。

22がもっとも長生きする値とされています。

ちなみに25を越えると高脂血症や高血圧などの


生活習慣病になる確率は2倍以上になります。

30を超えると肥満症として治療を要するとされています。
 
近年では20代前後の若い女性に低いBMIの人が多く、

いわゆる痩せが多いのも特徴です。

しかし、私もそうですが、筋肉は重く、脂肪は軽いので
筋肉質の人はBMIが高く出てしまうのです。

これがBMI法の欠点です。

筋肉の少ない虚弱な体の人がBMIが低く出ますが

健康でしょうか?

<体脂肪>

市販されている体脂肪計は、体脂肪の量を直接測るのではなく、

あくまでも推定値を算出するものです。
市販品の主な測定方法はインピーダンス方式と呼ばれるものです。


脂肪はほとんど電気を通しませんが水分の多い


筋肉などは電気を通しやすい性質を持っています。

その性質を利用して、身体に微弱な電気を通し、
電気抵抗(インピーダンス)を測ることで体脂肪率を算出します。

ということで、体脂肪計は人体の水分量によって変動します。

体の水分は重力により、朝起きた時から上半身から下半身へと移動します。


さらに飲食、運動、入浴などによっても体内の水分量が変動するため、

体脂肪率は測定時間によってバラツキが出ます。 

ですから、足で測ると朝は体脂肪が高く出ます。


(水分が回ってないため)     

ではいつ測ったら良いのでしょうか?

足で測る場合ですが、横になって寝ている状態では

水分が体全体に均衡した配分になります。

この状態で計測すると誤差が生じますので、

起床後立位で2-3時間経った後に計測する方法が

もっとも体脂肪量を反映すると言われています。

しかし現実的には起床後2-3時間は一番忙しい時間帯。
体脂肪を計測するのは難しい場合が多いと思われます。

ですから、入浴後の就寝前の計測が現実的ですし、

毎日同じ条件で計測するのが良いと思われます。


体脂肪は体重のように激しく変動するものではなく、
増減には時間がかかります。
測定姿勢や測定時間などによって誤差が生じますから、

表示される数値はあくまでも「目安」として認識し、

長期間にわたって継続的に測定し、

一定の傾向として見ていくことが大切だと思われます。

お酒を飲んだあとは体の中にたくさん水分がありますので

電気が通じやすくなり、体脂肪は低く出てしまいます。
お酒を飲んだあと体脂肪を測る>体脂肪が減っている
うれしくて、また飲む。

これは、市販の体脂肪計の欠点ですから

飲酒後に体脂肪を測って
喜びに浸るのはやめましょう。(笑)