今朝からしゃっくりがとまらない
とおっしゃる40代の男性が来院。
なんでも、これからトラックで長距離仕事なので
止めてほしいとのこと。![]()
しゃっくりは、横隔膜(胸の内部とおなかの内部を隔てる壁で、筋肉でできている)
のけいれんですが、なぜ起こるのかは完全には分かっていません。![]()
胎児は、母親の体内にいる時、羊水の中を漂っていますが、
羊水中にある“ごみ”が鼻やのどの奥に詰まると、
横隔膜がけいれんを起こし、
ごみが肺に行かないように声帯が閉じるのです。
この一連の反射運動が、しゃっくりに相当するとも言われていますが。
しゃっくりをすると、「ヒック」という音が出るのは、声帯が閉じるときのものです。 赤ちゃんがよくしゃっくりをするのは、胎児の時の反射経験がまだ残っているからかもしれません。![]()
成人でも、しゃっくりは出ますが、
これは、普段はしゃっくりを抑えている中枢の働きが、
飲酒など何らかのきっかけによって緩むか、
何らかの反射刺激が加わったために出るという説もあります。
しゃっくりをすぐ止めるには研修医のときに習ったのは
鼻から麻酔のゼリーを塗ったチューブを入れるといいということ。![]()
病院時代は結構これで止めましたが今うちにははチューブがない。![]()
一般的には筋肉の痙攣を止めるので
筋弛緩剤の注射や飲み薬を使うこともありますが
副作用でどうしても眠くなる。![]()
これから長距離運転の人には無理です。![]()
わーっと驚かせたら怒られそうだし。。。。![]()
そこで今日は芍薬甘草湯を処方しましたが
これは漢方では有名な筋肉の痙攣を改善する薬で
こむらがえりにもよく使われます。![]()
民間薬では柿のヘタのを煎じたものがしゃっくりにはよく効くそうです。![]()
運転手さん、今頃しゃっくり止まってますように。![]()