孤独感との葛藤の先にあるゴール | SCARS of PHANTOM

SCARS of PHANTOM

Just keep on paying wherever you go.
Come ond take my hands my baby.

今回は稲葉さんのソロ【志庵】に収録されている、

【GO】を歌詞解釈しようと思います。

稲葉さんの歌詞には基本的に社会風刺や、

少しの人生への道しるべが隠されています。

それは【Peace Of Mind】がとても色濃くみえるのですが、

【志庵】にもその兆しがみえていますね。



何をそんなにふるえる?時計ばかりを気にして

誰も追ってこないよ

髪は風になびいて行く先を教えてる

後戻りなんてないよ


明日という日がどうなろうと かまわないほどに

強く確かに抱いて 抱いて

かすかなぬくもりひとつ残さず

その胸の奥にそっとしまいこんでゆけ



人が何かをしようとするとき、

まず、後先考えず正面から突っ走って行く人はいないでしょう。

なぜなら、怖いのです。

その先に何が待っているのか。

目指したゴールのテープの先に、本当に望む未来は待っているのか。

不安に押しつぶされそうになるとき、

逃げてしまうか、それでもひたすら前だけを見るか。

自分で全てを決めてしまわないといけないという、使命感。

そういう時に感じてしまうのは、孤独感です。

【一人】と【独り】この違いはなんでしょう。

【一人】は周りに誰もしないことだけを指します。

しかし【独り】は相手や仲間がいないこと。他人の助けがないこと。

を指すのです。

仲間がいないことほど孤独感に襲われることはありませんよね。

返事が無い、話せない、自分だけしかいない。

そう、今の時点だけを考えればそういうことになります。

しかし、【前】はどうだった?

本当にだれのぬくもりも感じずに独り生きてきたのか?

人は誰でも【ぬくもり】を感じる時と、【独り】を感じる時があります。

【ぬくもり】を感じてはじめて【独り】の寂しさがわかる。

【独り】を感じてはじめて【ぬくもり】がわかる。

その小さな幸せ、【ぬくもり】という安心感。

つい忘れてしまいそうなその気持ちを「そっとしまいこんで」生きていくのです。



君が怯えてるのは いつか冷めゆく想い

薄暗い未来の screen

自分でつくる幻 膨れ上がる不安に

押しつぶれされたくないよ


明日になったら全部消えてしまいそうで

何時になっても眠れない

この長い道はどこまでつづくのだろう

Nobady Nnows

終わらない時をゆけ



未来の事、自分じゃ見えないこと、誰も知らないこと。

目の前が真っ暗で、決して慣れる事の無い暗闇。

人の気持ちも変わらないとは言いきれない。

「あの人の気持ちが、明日になれば自分に向いていないかもしれない。」

「だれも私の事など、気にしないかもしれない。」

この不安との葛藤。

死ぬまで永遠に開放されることはないでしょう。

そしてそれは誰も知らない。

でもだからって逃げるわけにはいかないでしょう?

逃げるとは、人との関係を遮断する事?

できなくはないです。いえ、できます。

一時の休憩として、一度道を離れてしまうこともあると思います。

否定をする事もないでしょう。

休むことも大事です。

しかし解決にはなりません。

そうしたからって、一度こじれてしまった事を修復する事はできません。

結局は前を向いて自分で道を拓かなくてはならない。

その気持ちはだれしも持っています。

この苦しい気持ち、みんな独り静かに戦って、

時に負けながら、それでも日々懸命に生きていくのです。



明日という日がどうなろうと かまわないほどに

強く確かに抱いて 抱いて

かすかなぬくもりひとつ残さず

その胸で燃やし尽くしたらゆけ ゆけ...



こんな問題は、解決するのは自分で、答えの見つけるのは自分です。

その事を分かってるから、だれにも相談しないことだってあります。

それだけのことなのです。

しかし、

【その胸で燃やし尽くしたらゆけ ゆけ...】

一度全て失くしてしまうのも手なのです。

全てを正直に解決してしまうのも、もちろん大切な事です。

ですが、それで自我を壊してしまうのはもっと大変な事です。

自分の許容範囲を超えてしまうことも時にあるでしょう。

そういう時は全てを一度チャラにしてもいいのではないかと。


稲葉さんは煮詰まった自分や、

疲れている人々に少しアドバイスをあげたのではないでしょうか。

突っ走ってるだけではダメ。

少し休憩も必要だよ?

自分で全て結果を見つけるのも大事だけど、

一度全て消してしまって、また一から考え直すのもいいんじゃないかな?と。