我いまだ、偉業ならずして無行成す。かつての廃業者、御者の実篤またの名を塞翁、以って我と成す。
我未だ行かずして、行わず。また、行かんと。業食わずして節制を行ふ。ここであるが為に我死す。我死なずとも己きゆるのみと。
この浅命有りとも足すこと莫れ。また、天命と言えどもその教えまたざるなり。
我ここを以って、ここに在らず、幸い天下の浅命あることで、大なりとも小ならず。死を以って己を強くするべし。
この世に在るもの全て浅はか也。無として有とせず、若しここを績むばここに在らず、ここに在らざるは、人間に有らず。
この世にあるものは、全て無である。空の思想は本当にあるのではないか。我未だ空と成らず、成らざるから然り。
楽しみもまた、有らず。
斉の王、死す。
我も死すときと。
ここに一言。
「命またずして、羞じ多し、我死す期と。」
また、天の命ここに我在り、我未だ死ねんと。