(たくみ)あーつーいー。一体どうなっているんだよ、朝から教室はクーラーが
きいていないし。 
(えみ)うるさいわね、仕方ないでしょたくみ、学校のほうも色々あるんだから。すこしは我慢を覚えたらどう?
(たくみ)色々って、あのばかばかしいプロジェクトのことだろ。まさか今年は花城中が対象ななるとは思わなかったよ。あーばかばかしい。
(かい)ばかばかしいとは、たくみ、お前も馬鹿だな。この夏のエコ大作戦をけがすとは、学校中の生徒を敵に回すぞ。
(たくみ)この間の手紙のせいでおれはここの学校の男子を敵に回しッちまったんだぞ。
(かい)まぁー、あれは結果オーライだ。でもこのプロジェクトを成功させると夏休みの宿題が無しになるんだからな。
(えみ)だからこのぐらいの暑さ、我慢しなさいよ。
(たくみ)でも、かいはなんでそんなに語るんだ。いつもなら俺と愚痴ってるはずなのに。
(ゆい)かいはいつも私の所に泣きながら、<ゆい様どうか私かいの宿題を手伝って下さい>と言ってくるからね。
(かい)おい、その話は内緒にしてくれって。
(たくみ、えみ)へ―、そんな仲だったんだ。
(かい)だから違うんだってば。
(なつみ)おはよう、皆さん朝から仲がいいんですね。
(かい)ストップ、なつみさんあそこでお話しませんか。
(ゆい)それより、もうみんなとは仲良くなれた?
(なつみ)一応皆さんのおかげで。
(たくみ)そういえば、なつみさんの前の学校ではエコ作戦はやったの?
(なつみ)ええ、一度だけ。でも成功しなかったわ。
(えみ)難しいんだ。
(なつみ)噂では、このプロジェクトは一度も成功しなかったって。
(ゆみ)それはどういう事?
(なつみ)でもあくまで噂だからわかりませんが。


キーンコーンカーンコーン、
キーンコーンカーンコーン。
(たくみ)あ、早く席に着かないと。
(かい)それじゃまたあとで。
(えみ、ゆい、なつみ)うん、じゃまたあとで。

なつみさんが言った噂、なんか気になる。でもいっか、なつみさんと話できたし。