詩253『悪魔の微笑』 | ふゆみっこ~136cmの小人~

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ボクが産まれて、貰った名前
それは『悪魔』だった
ボクは、たしかに名前を欲しがった
だけど、その名前だけは心の底から嫌いだった
名前だけで区別や差別を受ける世界
生き地獄でしかなかった
『なんで、名付けたのはボクじゃないのに友達の1人も出来ないの?』
『なんで、みんな離れていくの?』
分からない、何も分からない
分からないけれど、ボクは笑顔で居る事しか出来なかった
どれだけ傷ついたって『大丈夫』
どれだけ泣いたって『大丈夫』
『大丈夫、大丈夫、大丈夫』
呪いの言葉と化した
この呪いの言葉は、ボクが息絶えるまで解かれる事もなくついてくるのだろう
ボクが永遠の眠りにつく、その日まで…