先日、従兄の誕生日パーティーに招待され、創作寿司のお店に行ってきた。
いろいろなネタ、いろいろな創作寿司が出たが、どれも美味しく、どれがいちばん好きかは決められない。
ただ、いちばん気になったのならはっきり言える。「ギュスターヴ」という銘が付いたメニュー。
海鮮丼を小ぶりにしたような一品で、絵画風でもなく、奇抜な感じでもなかった。
どうしてそんな名前を付けたのか、大将が説明していた。
このメニューを考案していた当時、常連さんに試食してもらったら、「いいね。メニューに乗せたら? よかったらメニュー名、私が付けていいかな?」と言われ、それをそのまま採用させてもらったという。
期待していた説明ではなかった。その常連さんの連絡先を聞き出して、その場から連絡を取りたかったくらいだ。
もちろん、そんなイタい行動に出るわけにはいかず、やがてスイーツも出てお開きに。
帰りに「ギュスターヴ」ですぐ思いついた「ギュスターヴ・モロー」でネット検索してみた。
彼の代表作に並んで表示された自画像を見た瞬間、そのメニューの味がじわ~っとよみがえり、口の中が唾液でいっぱいになった。
ますますその常連さんと話がしてみたくなった。
