「ガタイのいい君たちへ贈るアドバイス」というタイトルが目に入った。
本や講演のタイトのようだが、ランチセットのメニューだ。
ホール係に聞くとタイトルに特に意味はないという。
ガッツリ食べたい人向けのボリュームでもなく、逆にダイエット中でも許容範囲なメニューでもない。
素材に鯛を使っているとかで、とりあえずユルユル過ぎるダジャレを入れたのでもなさそう。
もうこうなってくると注文しないではいられない。
「ご注文はお決まりでしょうか」
「はい、ガタイのいい君たちへ贈るアドバイスを2つ」
「申し訳ございません。こちら、メニューの性質上、お一人様、一つまでとさせていただいています」
「じゃあ、今のを一つと『得体の知れないシェフたちからクレーム返し』を一つで」
