『右斜め前のミノタウロス』の箕島忠生。
主人公は首里満高校1年の箕島忠生だが、箕島のことを一人称で語るのは幼馴じみで同じクラスの呉田史明。
箕島はホームルームに必ずといっていいほど遅刻してくるが、一時間目には遅刻しない。
そのため、ほかのクラスメイトは“ホームルームレス”とか“田村モドキ”とか呼んでいる。
名前が「忠生」であるうえに「ホームレス中学生」で有名な麒麟田村に顔と雰囲気が似ているから、余計そう呼びたくなるのもわかるが、主人公の呉田からすれば小さい頃からずっと「タウロス」と呼んでいるので変える気はない。
一学期も終わる頃になると、「ホムレ」と呼ぶ者がクラスの半数以上、「モドキ」と呼ぶ者は残りの2/3以上、タウロスと呼ぶ者は数名となった。
それに伴い箕島自身も3つの人格を持つようになってきたのではと気づいたのは呉田だった。
