[前回(5月18日13時頃)の続き]


ある日、友だちに話したら「もしかしたら、おまえの本当のお母さんじゃないのか?」とドキッとするようなことを言われた。

たしかに、母親はアメなんか絶対にくれない。食事もカップ麺を渡されるだけ。父が帰ってくると、それなりの笑顔を作って早く寝なさいと

追い払われる。


友だちとその話をした翌週の習い事の日、たまたまなのかアメのオバチャンには会えなかった。

次に電車に乗ったときも、またその次も…。

それからしばらくは喪失感に沈んだまま、その日その日をただやり過ごしていた。

(次回へ続く)


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