あなたは少なくとも4度はこの作品を観るだろう。一度目は悲しみ、二度目は喜び、三度目は怒り、4度目は楽しむことだろう……そんな安直なキャッチコピーをカマして話題のエモーショナルギフト社から宅配便が届いた。
「カラスの兄と妹」という映画のBlu-ray だった。映画の中身については終始感情が動かなかった。当然、返品・返金を要求した。1週間後には返金され安堵したが、また別の映画が送られてきた。
最初と同じく、無風状態→返品→返金の流れになった。現在、このルーティンを5回続けている。5回目になったら中身も観ずに返品しようと決めていたが、現状、とりあえず観てから返品するかと考えが揺らいでしまっている。「クロインギュプタンの指示書」というタイトルからしてつまらなさそうな映画だが、観る時間はあるにはあるなどと、観るほうに気持ちが傾いてきている。