街中で不審な輩を見かけたとき、「なんだコイツ~」と呟いたら、“Here we go”と応える声が後ろから聞こえてきた。(以上、今日のひとこと。以下、余談)


もしかして声の主はジョイマン高木かと思って振り返ると、ドレッドヘアにヘッドホンをしたラッパー風の男が、音楽に合わせて体を揺らしながら歩いていた。


なぁんだやっぱり別人かと納得しかけたが、“Here we go”と発した声のトーンや言い方があまりにもジョイマン高木に酷似していたので、彼がプライベートで街を歩くときはそういう変装をしているのかも⋯という妄想が浮かんだ。


こんなふうに考えだしたら気になってしょうがない。いっそ、声を掛けてしまおうか⋯。「失礼ですが、ジョイマンの高木さんですか?」とダイレクトに訊くか、もう一度「なんだコイツ~」と振ってみるか。この際、さらに踏み込んで「ナナナナ~、ナナナナ~」と上の句を振って、ライミングのダジャレで応えてくれるのを待つか。


そんな他愛ない期待に応えてくれるのが、たとえジョイマン高木でなくても、たんにラップ好きの一般人でもかまわない。


いや、だとしたらそれはそれで、なかなかレアな体験になる。ラップに沼りながらジョイマンのネタにも通じていて、突然のフリに的確なカエシができるなんて、もう一般人ではないかもしれない。


たしか、そんなサプライズを仕掛ける企画のテレビ番組もあった。そこで無双ぶりを発揮していた銀シャリ橋本なら、ジョイマンで返すなど朝飯前。どこかでカメラが回っていると思ったら、ストイックにもっと上手いカエシをしてくるかもしれない。


 


 

 

 

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