『もしもヴィーガンがゾンビに噛まれたら』
にわかヴィーガンのAさんは、
何の気なしにサクサクと
人間に噛みついていく。
ゴリゴリのヴィーガンBさんは噛みつけず、
葛藤するかのように
地面にのたうつ動作を繰り返す。
ベテランヴィーガンのCさんは、
べつに食って栄養にするわけじゃねーしと
割りきって人間にウハウハ噛みつきまくる。
たしかに、そもそもゾンビって
生の人間をゾンビに変えていくミッションを
与えられた不死身のエージェントだった。
ダイバーシティ化するゾンビ社会に潜む分断を
浮き彫りにする衝撃の問題作。
