アンチョビは、もちろん缶詰で可。
座布団の綿を出し、代わりに缶詰の中身を詰め込みます。
中からつけ汁や油が染みだしてきたら、砂箱(庭やベランダに作った砂場で可)におき、天ぷら粉のように砂を表裏まんべんなくまぶします。これが、50年ほど前に岩師丸団長が考案したアンチョビ座布団です。
現在は綿を全部出してしまわず、綿の内側にアンチョビを詰め込み、外側にオリーブオイルを塗ってから砂をまぶすやり方が主流になっているようです。
また、ニューウェーブのものとしては、サバ缶やシーチキンを使ったりなど、バリエーション豊かなアンチョビ座布団がつぎつぎと登場しています。これらはもはやアンチョビを使いませんが、アンチョビ座布団と従来のまま呼んだり、チョビトンと略したりして言ったりしています。
最近では、その流れも大きな潮流となりつつあり、地方の青年会がいくつか手を組んで、高級ブランドのルイ・ヴィトンとのコラボでチョビトンを作ろうという動きもあるようです。